バンコク

ラビットカードを定期のように使える回数券がお得!うまく使って移動費を節約しよう

 

 

トモ

ラビットカードに回数券あるの知ってた?お得だよ!

冷たいイヌ

いや、俺BTS乗らないから。ってか乗れないから。

トモ

あ、そっか(笑)じゃあどうやって移動するの?

冷たいイヌ

歩くに決まってんだろ!お前も歩け!!

 

 

バンコクの高架鉄道、BTSはもはやタイの人々にとって無くてはならない存在となっています。

昔から慢性的な交通渋滞が問題視されていたバンコクにとって、無駄な時間をかけることなく素早く移動できるBTSはバンコク市民にとても便利で快適な日常をもたらしています。

ただ、そんなメリットでしかないように思えるBTSにも唯一【料金が高い】という欠点があります。

日本人の私たちからすると、まぁ大した金額ではないようにも思えますがタイの物価からするとなかなか高額。

郊外から市の中心まで移動すると片道おおよそ40THB(138円)、この往復を一か月続けたとすると2400THB(約8273円)近くもかかるのです。

現地で働いていて会社から交通費が支給される方・たまにしか乗らない方・そもそも数泊程度の旅行の方にはまず関係の無い話でしょうが、中長期滞在でBTSを頻繁に利用する方・駐在員の奥さんで節約派の方・節約旅行者などにはもしかしたら今回の情報が役に立つかもしれません。

 

 

まずはラビットカードの説明から

 

 

はじめにラビットカードについてから説明していきます。

こちらのウサギのマークの入ったカードはバンコク市内を走るBTSスカイトレイン専用のICカードで「rabbit card(ラビットカード)」と言います。

日本のSuicaやManacaのように駅の改札を通る際に読み取り機にかざし、改札を通ることができるものです。

もちろん日本のものと同様に、事前にカードを購入して料金をある程度チャージしてから使用する流れとなります。

初回購入時にかかる料金は以下の通りとなります。

 

預り金(デポジット) なし
発行費 100バーツ
チャージ額(最小額) 100バーツ
合計 200バーツ

 

チャージは100~4000バーツの金額内で可能で、カードの使用期限は発行から5年。

初回時にパスポートの提示や電話番号を求められることもありますので準備しておきましょう。

購入できる場所はBTS各駅にあるオフィスとなります。

 

(改札のすぐ横にあるオフィスで購入可)

 

 

1ヶ月有効のお得な回数券

 

さて、ラビットカードをゲットしたら今度はこのカードに回数券を追加することでお得な運賃でBTSが利用可能となります。

まずは回数券がどのくらいお得なのかを見ていきましょう。

 

 

回数券には15回/25回/40回/50回のものがあり、すべて30日間が有効期限となります。

当然のことながら、回数が多いほどお得になる計算です。

 

回数 料金 1回あたりの運賃
15回 465バーツ 31バーツ
25回 725バーツ 29バーツ
40回 1080バーツ 27バーツ
50回 1300バーツ 26バーツ

 

例えばAsok(アソーク)駅からSiam(サイアム)駅までの片道料金が通常30バーツなので、それくらいの区間をよくBTSで移動することが多いのであればこちらの回数券を買った方がお得になります。

月に10回以上はBTSに乗るのであれば購入した方が節約できる計算となりますね。

ただ、短い区間を利用した際もカウントが減るのでその点注意が必要です。

上の表にある1回あたりの料金よりも、通常チケットの方が安くなる場合は普通にチケットを買って移動するようにしましょう(この点はやや面倒)。

そして、もう一つ注意しなければならないのは 上の料金が適用される区間が(一応)限定されているということ。

スクンビット線のOn Nut(オンヌット)駅よりも南にあるBang Chak(バーンチャック)駅、Punnawithi(プナウィティー)駅…など全ての改札を通る際はプラス15バーツ[2019年8月時点]が自動的に加算されるしくみとなっています。※運営している会社が違うとのこと

この点だけ気を付けていてください。

この追加料金分はチャージした金額の方から減っていくようになっています。

 

 

残高は改札を通るたびに画面に表示されるので、都度確認をすることができます。

1番上に「回数券の残りの回数」

2番目に「回数券の有効期限」

3番目に「チャージした分の残高」

の順で表示されます。

 

 

比較してみた

 

こちらでは具体的にどのくらい節約できるのかを比較した表です。

このように表にしてみるといかにお得かが分かりやすいかと思います。

 

区間 通常運賃 通常運賃で50回乗車合計 回数券料金(50回分)
Mo Chit-Asok 44バーツ 2200バーツ 1300バーツ 900バーツ
Bang Na-Siam 59バーツ 2950バーツ 1300+750バーツ(追加料金) 900バーツ
Thong Lo-Siam 37バーツ 1850バーツ 1300バーツ 550バーツ
Phrom Phong-Chit Lom 30バーツ 1500バーツ 1300バーツ 200バーツ

 

 

 

回数券の買い方

 

旅行者でも在住者でも誰でも買える回数券。

買い方は実にシンプルで、駅のオフィスで手持ちのラビットカードを差し出して「Can I have a 30 days 50 trips ticket,please」と言うだけでOKです。

あとは料金を支払うだけで係員の方がラビットカードに登録をしてくれます。

 

 

知っているのと知らないのでは大きな差

 

さて、今回は実はあまり知られていないラビットカードの回数券についてご紹介しました。

よくBTSを利用する方であれば月に平均500THB(約1750円)は節約できてしまいます。

500バーツあればタイではスパを受けちゃうこともできますよね?

お金のうまい使い方を知っているだけで、生活に小さなハッピーが生まれます。

記事をご覧になった皆さんも、ぜひこの回数券を活用してみて下さい。

 

 

関連記事