日本に一時帰国中に、姉の家族に連れられて山梨県の八ケ岳高原にある星野リゾート リゾナーレ八ケ岳に宿泊してきました。
星野リゾートと言えば高級リゾートチェーンとして知られる日本を代表するホテルの1つですが、そのおもてなしは正に一流。とても素晴らしい時間を過ごすことができました。
今回は今や世界に羽ばたく日本のホテルチェーン、星野リゾートの家族連れに人気の施設「リゾナーレ八ケ岳」を徹底的に評価していこうと思います。
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もくじ
星野リゾートってどんなホテル?
まず、星野リゾートってどんなホテルなんでしょうか?知らない方のためにちょっと紹介していきましょう。
星野リゾートの歴史は元を辿るととても長く、遡ること1914年となります。
軽井沢に最初の旅館「星野温泉旅館」をオープンし長い年月をかけ知名度を上げると、37年後の1951年には法人化を果たします。
そして更に44年後の1995年には社名を「株式会社星野リゾート」に変更。その後は経営不振に陥った温泉旅館を買い取り再生させる事業に着手していきます。
そして今回紹介する八ケ岳のホテルは そんな星野リゾートによる初めてのリノベーション物件で、後に日本全国に拡大していく星野リゾートブランドの先駆的な場所として知られています。
再オープンから20年近く経つ物件ではありますが 施設は古さを感じさせることなく、お洒落でモダンな雰囲気が漂っています。
子供だけでなく大人も満足できるリゾナーレ八ケ岳は、子連れのファミリーに特化したハイクラスなリゾートホテルであると言えるでしょう。
ロビー到着~チェックイン
さて、前置きが少々長くなってしまいましたが早速ホテルのレビューに移っていこうと思います。
ホテルに到着するとロビー前でドアマンが対応をしてくれます。
皆さんとても明るい笑顔でお出迎えしてくださり、初めから素晴らしく好印象です。
こちらがロビー。広々としており開放感があります。
やはり格安ホテルとは違い高級感が漂っています。この日は結婚式が執り行われておりとても賑やかな雰囲気でした。
チェックイン時の対応も丁寧で、素敵な笑顔で出迎えてくださいました。
もう既にこの時点で他とは違うサービスの高さを感じました。
到着はチェックインで混み合う時間帯でしたが、ほとんど待ち時間もなくスムーズに終わり部屋へ案内されます。
部屋へ到着
(レジデンス棟を突き抜けるピーマン通り)
チェックインが完了すると案内係が荷物の乗った台車を引いて、部屋まで案内してくれます。
今回予約した部屋は、ピーマン通りと呼ばれるアーケード沿いにあるファミリー向けのレジデンスメゾネットタイプのお部屋。
2017年の4月に改装されたばかりのこちらのお部屋は、ロフト&テラス付きでまるでコテージに宿泊しているかのような感覚を味わえます。
広々として落ち着ける雰囲気なので、子供連れのファミリーに大人気です。
それでは部屋の中へ入っていきましょう。
客室紹介
オートロック付きのドアを開け いざ入室。
ドアを開け入ると家の玄関口のような造りになっているので、靴を脱いで部屋に上がります。
玄関口前には大人用だけでなく 可愛い子供用のスリッパまで。
もちろん外履き用のスリッパも下駄箱に準備されています。
リビング
部屋はワインレッド色が目立つ明るく開放感のある お洒落な空間となっています。
壁には八ケ岳をアーティスティックに表現した壁紙が張られており、細部にまでこだわりが見られます。
リビングには机の周りにソファーが2つあり、大人3人ほどが同時に寛げる十分なスペースがあります。ここには映っていませんが小さなイス1つと座布団2枚もあるので、全員で団らんしたとしても狭くはありません。
机の上にはブロックが置いてあり、子供たちが楽しそうに遊んでいました。
同じリビングルームの奥のスペースにはベッドが1つ置かれています。
今回は大人4人と子供3人での宿泊なのでこのようにベッドが置かれて少し窮屈なのですが、宿泊者が3名の場合だとこの場所はおそらく子供が遊ぶためのキッズスペースになるかと思います。
テラス
窓を開けると森林の気持ちいい空気を思いっきり感じられる広いテラスが。
この日は気温も暖かかったので外から心地よい風が入ってきて爽やかな気分を感じられました。
隣の部屋とはある程度プライバシーが守られているのも良いです。
食器
部屋の方へ戻ります。食器はお皿やカップ、グラスやスプーンが4個づつ準備されています。
カップやグラスもややお洒落な感じで、細かいところまでこだわりが見られます。
ケトル・アイスペール
室内には電気ケトルやアイスペールも備え付けられています。
どちらも手あか水垢が一切なく、ピカピカで驚きです…。凄く綺麗にされています。
無料のコーヒー・ティーサービス
無料のコーヒーサービスにはちゃんとしたドリップコーヒーが提供されています。
他には緑茶や紅茶もあります。
冷蔵庫
冷蔵庫の中にはお水が4本準備されています。
大きさはそれほど大きくはありませんが、持ち込みした飲み物をいくつか入れておけるほどの十分なサイズがあります。
施設案内・メモなど
引き出しには施設の案内やメモ用紙、ペンなどが入っています。
クローゼット
クローゼットはそれほど大きくはありません。服を数着掛けておける程度です。
中には電子金庫、バスローブ、ドライクリーニング用の袋があります。
ロフトスペース
さて、階段を上がってロフトスペースを見てみましょう。このスペースは完全に寝室用となります。
上にはベッドが3つ並んでおり、明るく居心地の良い空間となっています。
枕元にはヘッドライトが2つ、コンセントも2ヶ所あるのでスマホの充電に役立ちます。
同じく枕元には各照明のon/offボタンがあるので、とても便利です。
寝る前にわざわざ布団から出て照明を消しに行く必要はありません。
ロフト付近の天井には空気の循環をすることができるシーリングファンが取り付けられています。
また、天井には小窓もあるので自然の光が天井から降り注ぐようになっています。
浴室
お次は気になる浴室です。
こちらはとにかく綺麗!目立つ汚れや黒ずみは特に見当たらないほどです。
バスタブは大きめでシャワーと一体型になっています。
トイレはウォシュレット付きでまるで新品のような清潔さ。文句なしです。
浴槽のふちにはボディソープ・シャンプー・コンディショナーが完備されています。
タオルも十分あるので何の心配もありません。隣にはドライヤーがあります。
入浴に関しては、こちらの客室内のお風呂でなくても施設内に「もくもく湯」がありますのでそちらを利用しても良いですね。
洗面所も綺麗。小さいタオルやアメニティも充実しています。
アメニティの内容は【子供用歯ブラシ・大人用歯ブラシ・髪留め・石鹸・くし・シェーバー・コットン・綿棒】ときっちりとセットされていました。
また、洗面台の方にはハンドソープ・クレンジング・スキンローション・スキンミルクと至れり尽くせりのラインナップ。完璧です。
部屋のクオリティは高い
宿泊料金は高めですが、やはりそれなりのクオリティの高さを感じます。
こちらで宿泊するのであれば家のように寛げるこのレジデンスタイプの部屋が本当にオススメです。
1つだけ不満があるとしたら、部屋の空調が一括管理されており自分たちでは調節できなかったことです。
夜、ロフトで寝ていたのですが空調が暑くて寝苦しかったのが気になりました。
また 部屋が乾燥しすぎて朝起きた時に喉が痛かったので「部屋にあった加湿器を練る前にonにしておけば良かった」と後悔しています。
皆さんが泊まる際は 寝る前にロフトの窓を少し開けておいたり、加湿器を稼働させておくなどの事前準備をしておくと良いかと思います。
それ以外は大満足のお部屋でした。
(客室からはピーマン通りが眺められる)
子供が大喜びのプール「イルマーレ」
リゾナーレ八ケ岳の宿泊者には併設するプール施設「イルマーレ」の滞在期間中フリーパスが付いてきます。
6歳の甥っ子と4歳の姪っ子を連れて行ってきました。
大きな波の出るプールが1つと奥には幼児が楽しめる水遊びエリアがあります。
浮き輪などのグッズはレンタルが有料なのですが、持ち込みがOKなので今回は浮き輪を持参して行きました。機械式の空気入れがあり無料で貸してもらえるので安心です。
ただし、空気を抜く機械はないので手押し式ポンプを家から持ってきておくと良いと思います。
リゾナーレでは特にこのプールが家族連れに人気となっています。
甥っ子はかなり楽しかったようで大満足していました。
YY Grill(ワイワイ グリル)でディナービュッフェ
今回は夕食と朝食が付いたプランでの宿泊。どちらも美味しく楽しめたのですが、とりわけ夕食を大満喫することができました。
なぜならディナーではメインを1つチョイスできるのですが、そのうちの牛リブロースが絶品だったからです。
やわらかく脂ののったこの牛肉は控えめに言って最高でした。
私の姉夫婦も本当に美味しかったと感動していました。
チョイスはポークとフィッシュも選択できますが、ここでは是非ビーフを注文してみて下さい。
もちろん他のビュッフェメニューもバラエティ豊富でどれも美味しいものばかり。
洋食がメインで、色んなものを少しづつ取りながらでしたがお腹いっぱいになるまで食べてしまいました。
朝食の方はというと和食が中心で、こちらも朝から食欲の湧くようなメニューがたくさん。
夜も朝も大満足の内容です。朝食は8時頃から混み合うので時間をややずらして行くのが良いでしょう。
もくもく湯
レジデンス棟から徒歩2分ほどの森の中には「もくもく湯」という名の浴場があります。
こちらでは森の中にひっそりと佇む雰囲気の中でお風呂を楽しむことができます。
もくもく湯は入場するためにセキュリティコードの入場が必要となります。
チェックイン時にもらえる案内にコードが書かれていますので確認してから向かいましょう。
こちらがもくもく湯です。外観がとても可愛らしくて自然に調和しています。
お風呂はそれほど大きくはないのですが、こちらの特徴は混浴スペースがあるというところ。
家族やカップルなどで一緒に会話を楽しみながらお風呂に浸かって楽しめます。
内部はこんな感じ
入り口から入ると靴箱があるのでこちらに靴を入れて入場します。
先ほど述べたように暗証番号を入力しないと中には入れないようになっています。
こちらの入り口前にあるセキュリティパッドで番号を入力するとドアが開きます。
中にはフェイスタオルやバスタオルがあるので持っていく必要なし。完全手ぶらでOKです。
更衣室は少し狭めですが、こんな感じで分かれています。
浴室は手前にシャワーがあり、その奥に少し広めの内湯があります。
そして内湯の奥に露天となっている混浴スペースがある感じです。
混浴スペースに行く際には、準備されている混浴着を着てから入るルールとなっています。
正直、お風呂に関してはお世辞にも大きくて立派というわけではありません。
お風呂が楽しみで行くという方にはちょっと物足りないかもしれません。
(ドライヤーやスキンローションも完備)
(ウォーターサーバーやティーなども無料で提供されています)
その他施設
リゾナーレ八ケ岳には施設内に様々なお店やサービスがあります。
ここではその中の一例として少しだけ紹介していきます。
森の空中散歩
子供と一緒に楽しめるアクティビティがたいへん充実しているリゾナーレですが、こちらも人気のうちの1つです。
木の上に設置されたアスレチックで森の中を空中散歩しているかのような気分を楽しめるもので、この日も朝から賑わっていました。
料金は1時間2000円~3500円とお手軽ですので、チェックアウト前の時間を利用して朝から元気にお子さんと一緒に楽しんでみてはいかがでしょうか。
ホテルショップ
ピーマン通りの端にあるこちらのホテルショップは夜の10時までと比較的遅くまで営業しているお土産売り場です。
こちらでは山梨の名産品が多く売られています。
種類も豊富で人気の商品も多数取り揃えていますので、こちらで是非お土産を買っておきたいところです。
BOOKS & CAFE
今注目のお洒落なブックカフェ、ブックス&カフェもリゾナーレの見どころの1つです。
スタイリッシュな空間でゆっくりと本を読みながら過ごすのも良さそうですね。
忙しい日常を忘れてゆっくりと寛ぎながら過ごすここでの時間は格別でしょう。
季節のイベントにも注目
私が訪れた6月は梅雨の季節ということもあり、このような傘をアートにした「アンブレラスカイ」というイベントがピーマン通りで開催されていました。
リゾナーレでは季節に合わせて常に様々なイベントが開催されているので飽きることなく年中違った楽しみ方をすることができるのが魅力です。
宿泊者でなく、外来者でも訪問可能なので通りは賑やかな雰囲気で気分も高まります。
こういった季節のイベントも見逃さないように要チェックしておきましょう。
さいごに
星野リゾート リゾナーレ八ケ岳での宿泊は本当に素晴らしいものでした。
気になる所も少しありましたが、そんなものは覆ってしまうほどのクオリティです。
やはり何といっても全てのスタッフが明るく元気で丁寧で本当に気持ちが良い!
結局は満足度というものは、施設の凄さよりもサービスによるのですね。改めて実感しました。
家族と最高の思い出を作れる場所、リゾナーレ八ケ岳はそんな願いを叶えてくれるハイクラスなホテルだと言えるでしょう。