プーケット観光といえばピピ島のイメージがとても強いですが、市内にも素晴らしいスポットがいくつもあります。
今回は旅行雑誌やインターネットでもよく紹介されているメジャーなスポットに私自身が実際に行ってみた感想、そして個人的な評価を入れつつ紹介していきたいと思います。
もくじ
1、カロンビューポイント
こちらはカタ・ノイ・ビーチ、カタビーチ、カロンビーチの3つのビーチを同時に一望できる丘の上に位置する展望台です。
この展望台は別名カタビューポイントとも呼ばれておりますが、どちらも同じ場所を指しています。
ホテルが密集するパトンエリアからは車で約30分、比較的アクセスが容易なため観光客に人気のスポットです。
ほとんどの市内観光ツアーでもこの場所が組み込まれている程メジャーな観光地と言っても良いでしょう。
展望台からはエメラルドグリーンに染まる海がとても綺麗に見えます。
しかし残念なのは、展望台付近に木が生い茂っていてあまり開放感が感じられないことです。
景色は見えることは見えるのですが、ちょっと惜しいなと感じました。
それでも美しい写真を収めるには絶好の場所に違いありませんので、マストスポットとしておさえておくと良いでしょう。
2、プーケットシューティングレンジ
プーケットで実弾の銃を撃つことができる場所があるのはご存知ですか?
こちらプーケットシューティングレンジでは異なるサイズの銃をご自身で選び実際に撃つことができます。
免許や煩わしい手続き等一切無しで、誰でも本物の銃を使用することができるというのが凄いですよね。
(こちらがシューティングレンジ。1名につき指導者が1人付くので安心です)
女性でオススメするのは9mm銃です。コンパクトとは言えど発砲音や反動はしっかりと感じることができます。ちなみに、日本の陸上自衛隊も同サイズの銃を採用しています。
男性でオススメなのはショットガンです。こちらは肩に固定して手で抱えながら射撃する大型の銃で、撃った衝撃が物凄いです。ショットガンは通常散弾するものなので、射撃感はやや薄れますが発砲した後のインパクトは断トツNo1でしょう。
(ショットガンの射撃はこちらの屋外の開けた場所で行う)
日本では決してできないこのような体験をプーケットでしてみるというのも良いかもしれません。
最後は指導してくれた方が写真を撮ってくれますのでカメラを忘れずに。
(机の上に並べられた様々な種類の銃)
Phuket Shooting Range 料金表
45口径・9mmオートマ | 22口径リボルバー | 38口径リボルバー | ショットガン | 22口径ライフル |
1180THB(約3991円) | 890THB(約3015円) | 1180THB(約3991円) | 1300THB(約4405円) | 890THB(約3015円) |
営業時間 9:00~18:00
サイト http://phuketshooting.com/
3、ビッグブッダ
ビッグブッダはプーケット島のナークッド山の山頂に鎮座する巨大な白い大仏(プラ・プッタ・ミンモンコン・エークナーキーリー大仏)のことを指します。
こちらの大仏は高さ40メートル以上という超巨大な大仏で、プーケット市内を車で移動する際にも目につくほどの大きさです。
こちらの大仏はもちろんのこと、もう1つの見どころは山頂からの眺めにあります。
ナークッド山はプーケット島内でも2番目の高さの山と言われており、周りに遮るものが無いため島の南部を一望することができます。こうして見ると、プーケットは美しい自然に囲まれたリゾート地なんだということが分かります。
アクセスについてですが、ビッグブッダは山頂にあるため少し不便で時間もややかかります。
パトンエリアから車で向かう場合には50分程をみておきましょう。
この白く輝く巨大な大仏と、そこから望む景色は写真では伝わりきらない程の感動がありますので、是非訪れてみてください。
個人的には市内観光で最もおススメの場所です。
4、カロンビーチ
島内で最も賑やかなパトンビーチのすぐ隣のエリアにあるカロンビーチはアクセスが容易ながら、綺麗なビーチで有名です。
またこのビーチは’鳴き砂’と言って、海辺の砂浜でかかとを滑らせて歩くと「キュッキュッ」とまるで動物が鳴いているかのような音がする面白い特徴を持っています。
パトンビーチ程の賑やさはありませんが、静かにゆったりと過ごしたい方にはお勧めのビーチです。
ビーチ付近には飲食店があまり無いので、パトンで昼食を済ませてから移動するのが良いでしょう。
パトンビーチと比べると波は少し強めなのですが、水質はこちらの方がずっと綺麗です。
パトン中心地からはトゥクトゥクで15分以内で着くことができます。
5、プロンテープ岬
こちらはサンセットで有名な人気絶景パワースポットです。
昼間はそれほど混雑しておりませんが、夕方頃になってくるとツアーバスやバンなどが押し寄せとても混雑します。
プーケット島の最南端にあるこの岬では 昼にはコバルトブルーに染まる美しいアマンダン海峡を、夕方にはオレンジ色に輝く海と水平線を楽しむことができます。
何とも写真映えするようなこの場所ですが、南端にあるためアクセスするのに時間がかかります。
パトンエリアからですと、片道約50分~1時間はみておく必要があります。
6、ナイハーンビーチ
ナイハーンビーチは島の南部にあるエリアのビーチで、先述したプロンテープ岬の近くに位置しています。
こちらのビーチは観光客がとても少なく、人混みを避けたい方、静かに海辺でリラックスしたい方には絶好の場所です。
ただ 波が割と強いので、ビーチでゆったりと海水浴を楽しみたいという方には不向きかもしれません。
周辺にはお店やホテルはあまり多くはなく、どちらかというとマイナーなエリアであると言えるでしょう。
プーケットのローカルな雰囲気も、リゾートな雰囲気も両方味わえる絶妙なビーチです。
個人的には初めてプーケットを訪れるという方よりも、プーケットリピーターにお勧めしたい場所です。
7、バングラ通り
プーケットのナイトライフを楽しむ場所と言えば、こちらのバングラ通りは外せません。
通りには数多くのバーやクラブが並び、大音量の音楽とともにパトンの夜を盛り上げます。
周辺には屋台や出店などもたくさんあり、買い物や食べ歩きを満喫することもできます。
また、すぐ近くには「ジャンクセイロン」と呼ばれる大型のショッピングモールもあり、バングラ通り周辺は一晩では物足りない程のエンターテイメントで溢れています。
8、パトンビーチ
プーケットで最も栄えるエリア、パトンにあるこのビーチは周辺にホテルやエンタメが密集しているため、いつ行っても多くの人で賑わっています。
周辺に滞在する人達にとってはアクセスも良く気軽に行けるビーチで、海沿いにはお店が多数あるので大変便利です。
ビーチ自体は決して綺麗とは言えませんが、軽く水遊びする程度なら十分だと思います。
オススメの時間帯は日が沈み始める夕方頃。オレンジ色に輝く太陽が海に反射し、とても美しい景色を見ることができます。
夜のパトンビーチもカップルや夫婦などにおススメです。砂浜は夜になるとライトアップされており、ロマンチックな雰囲気です。
繁華街が近いため治安も比較的良く、夜に散歩していても問題ありません。
市内観光の方法
①個人でバイクや車をレンタルする
(レンタルバイクにガソリンを補充している様子。ガソリン代は別料金)
プーケットではバイクのレンタルは容易で、島内のあらゆる場所でレンタルバイクを提供しています。
金額はおおよそ350THB(約1183円)/24時間で、料金を支払いパスポートを預けた後に正式にレンタルをすることができます。
パスポートを預けるのに抵抗があるという方は、パスポートのコピー+保証金おおおそ3000THB(約10147円)でレンタルしてくれる所もあります。※中にはパスポートを預けれないのであれば貸し出ししないというレンタル屋もあります
この場合、保証金はバイク返却時に全額帰ってきますのでご安心ください。しかし、保証金を支払って借りる場合は必ず領収証を受け取って保管しておくのを忘れないようにしてください。
念には念を、金銭的なトラブルを防ぐために借りた段階でバイクの写真を数枚撮っておくのが良いです。
パスポートを他人に渡すのに不安がある方も多いと思いますが、悪質なレンタルバイク屋はほんの少数だと思います。どうしても心配な方は後述するカーレンタル、トゥクトゥクやタクシーでの移動が良いでしょう。
バイクの場合は国際免許証が無くてもレンタルすることができるので気軽です。プーケット警察は取り締まりが緩い傾向にありますので、それほど心配する必要はないでしょう。
次にカーレンタルについてです。カーレンタルはバイクよりも安全に移動でき、複数人で行動するにはお勧めです。
金額は1台あたりおおよそ800THB(約2710円)/24時間 での貸し出しが平均です。
こちらもパスポート+国際運転免許証の提示と申込書の記入で比較的簡単にレンタルすることができます。
プーケット国際空港でカーレンタルをすることもできるので、市内までの移動が車で楽にできるのが良いですね。
②トゥクトゥクやタクシーで移動する
プーケットではトゥクトゥクもタクシーも料金にはあまり差はないと言われています。
現在ではメータータクシーが増えてきてはいるものの、いまだに道路に流れているのは圧倒的にトゥクトゥクが多いです。
いずれにせよ、市内観光をする際にこれらの移動手段を取ると結構高くつきます。
現にパトンビーチからお隣のカロンビーチまでの相場が片道300THB(約1016円)程と、割高なので色々見て回るのにトゥクトゥクやタクシーを使っていたらあっという間に交通費で1万円超えてしまいます。
それなら初めからレンタカーを手配した方が安いですよね。
これらの移動手段は滞在中に単発的に少しだけ利用するのが良いかと思います。
③ツアーを利用する
先述したトゥクトゥクやタクシーで移動に無駄なお金を払うくらいなら、料金を気にせずお任せできる市内ツアーに申し込むのが手っ取り早くて安心です。
この場合、現地でツアーを申し込むのが安くてオススメです。
パトンなど市内には沢山のツアーデスクがありとあらゆる場所に設置されており、探すのに苦労するなんてことは絶対にありません。
どこのツアーデスクもだいたい同じような料金と内容で提供していますので、とりあえず見つけた所で申し込みしても大丈夫でしょう。
ただし、基本的に現地ツアーは全て英語での案内となります。
とは言っても、目的地に連れて行ってくれて軽くその場所についての説明を入れてくれるだけなので英語ができなくてもほとんど問題はありません。
言ってしまえば集合時間さえ聞き取れれば誰でもトラブルなく参加できるものなのです。
ですから、割高な日本語可能なガイドが付く日本人向けツアーに申し込む必要はないというのが個人的な意見です。
それでも「何か問題が起きた時などに英語が話せないと心配」という方もいらっしゃると思いますので、そういった方には日本語可能なガイドが付くツアーに予め申し込んでおくことをオススメします。
番外編
プーケットには国内でも珍しい半大仏なるものがあります。
それがプラトーン寺にある金色に輝くこちらの大仏。
観光客がまず行かないようなマイナースポットですが、この仏像にまつわる伝説が興味を誘い行ってみることに。
それが ’元々この仏像は太古の昔に中国で作られた純金製。中国との争いに勝利したチベット民族が、船に積んで持ち帰ろうとした際に船が沈没。海底に沈んでいだこの仏像が地殻変動とともにこのプーケット島の地に現れた。そしてその後、この地に移り住んだ村人がそれを発見する。しかし掘り起こそうとした村人達によからぬ災難が相次いでふりかかった。そのため村人が仏像を囲うように寺を建設した。それがこの寺の始まりとこの半大仏に関する伝説’ なのだそうです。
このお寺は島民にとってはパワースポットのような所として知られている程、名の知れた場所なのだそうです。
少し遠いですし特に何もありませんが、そんな謎に包まれた半大仏を見に行くのも面白いかもしれません。
まとめ
プーケットのメジャースポットはメジャーなだけあってどこも素晴らしい場所でした。
路線バスや電車などが無いため、移動は不便なプーケット島ですが魅力的な場所はいくつもあります。
ご自身でバイクや車をレンタルして、メジャーな観光地だけでなくあまり知られていないようなマイナーなスポットにも足を運んでみるのも面白いかと思います。