バンコク

歩く巨大仏像のいる「プッタモントン」。仏教行事のための広大な面積を誇るナコンパトムの公園

 

 

トモ

今回は凄い所に行ってきたよ。巨大な仏像がいるナコンパトムの公園。

冷たいイヌ

プッタモントンか?あそこは色んな仏教関連の行事が行われるどデカい公園だぞ。

トモ

なるほど…。自分が行ったときはガラガラだったよ。

冷たいイヌ

行事の無いときは閑散としてるぞ。公園があるだけだからな。

 

 

タイと言えば仏教の国。

国内には数多くの寺院や仏教に関連する施設があり、その特徴も場所によって様々です。

今回はバンコクのお隣の県、ナコンパトムにある とある公園まで足を伸ばしてみることにしました。

 

 

プッタモントン

 

 

バンコクから西に約23km、お隣のナコンパトム県にある公園「プッタモントン」は今から43年前に開園した仏教のための神聖な公園。

というのもこの公園、タイで行われる様々な仏教関連行事の開催場所として知られる場所で 開催日にはタイ各地から数多くの僧侶がこの場所に集結するのです。

公園の総面積は何と約40ヘクタール、東京ドームの約8.5個分に相当する広大な面積を持っています。

そして公園の中央に立つ15.8mもの高さを誇る巨大仏像は圧巻。プッタモントンの一番の見どころとなっております。

美しく整備された公園内とその巨大な仏像は一見の価値ありと言えるでしょう。

 

 

公園内の見どころ

 

歩く巨大仏像

 

 

公園は驚くほど広大で、驚くほど人が少ないです。

私が訪れた日は土曜日の午後。

休日にも関わらず、私を含めてこの仏像を見に来ていた人はたったの4名ほどでした。

 

 

遠目で見るとそれほど大きくないように見えますが、近くまで来てみるとなかなかの迫力です。

先述したように高さは約15.8m、立像としては世界最大であるとも言われています。

歩く仏像はタイ国内で時々見かけることもあるのですが、この大きさとなると相当稀だと思います。かなり貴重ですね。

 

 

こちらは正面から撮影した写真です。

本当に立派な仏像ですね。

故プミポン国王により「プラ・シー・サーカヤー・テーサパーラヤン・パタン・プッタモントン・スタッサナー」と名付けられたものだそうです。

 

 

仏像の周囲には綺麗にカットされた植木がいくつも植えられています。

このようにエラワンのデザインが施された樹木もあり、思わず写真に収めたくなるような美しさです。

 

ウィハーン

 

 

仏様が見つめる先に建つこちらのウィハーン(仏堂)も要チェック。

建物の一部に大理石が使用されているのが特徴です。

 

 

建築様式はラッタナーコーシン様式でしょうか?

建物の一部に西洋風の造りが見られるという点がポイントです。

 

 

屋根に佇む8体の石像もこのお堂の見どころ。

それぞれ異なる姿をしている点にも注目です。

 

寺院

 

今回は行きそびれてしまったのですが、巨大仏像の奥を進むと 南伝大蔵経(上座部仏教文化圏で流通しているパーリ仏典を指す)が1418枚の大理石に書かれたものが展示してあり、そちらもプッタモントンのハイライトとなっています。
また大理石でできた寺院に大理石で造られた僧侶の仏像が安置されるウソボット(本堂)もあるので、そちらも見逃さないようにしていただきたいものです。

 

各種施設

 

 

こちらは公園正面から見て右手にある仏教局の建物です。

太陽の光に照らされ、青く輝く艶やかな屋根が印象的の建築物です。

 

 

そしてこちらはその仏教局の隣にある屋内ホールとなります。

こちらは色々な行事が執り行われる場所で、この日も多くの人々が出入りしていました。

どちらも相当立派で見ごたえのある建物なので、時間があれば足を運んでみるのも良いでしょう。

ただし両施設とも、これと言って一般人が見るような所もないので楽しめるのは外観だけとなります。

 

 

プッタモントンへの行き方

 

今回はバンコク市内からバス1本で行く方法について紹介していこうと思います

 

 

まずBTS Victory Monument(ビクトリーモニュメント)駅に向かい③④出口方面の改札から出ます

改札を出たらスカイウォークを利用して戦勝記念塔のある方面へ歩きます

上の写真の矢印下(赤枠)のバス停へ行き、ここから出る539番バスに乗ってプッタモントンへ向かいます

 

 

バスに乗車したら集金係の方に「スワンプッタモントン」(スワンは公園の意味)と伝え26THB(約89円)を支払います

バスはここからチャオプラヤー川を越え、幹線道路338番線をひたすら西に進んでいきます

バスの乗車時間はおおよそ40分、バスは338番線から左折し3310線に入った1つ目の停車場所で降ります※週末は道路が混むので60分程度はかかる場合もあり

 

(バス降車場所・乗車場所位置関係図)

 

バスを降りる際はドア付近に立ち、車内にあるブザーを鳴らしてからバスを停めて下さい

 

 

さて、バス停の少し先にはこちらの歩道橋があります

この歩道橋を矢印のとおりに渡って進んでいきます

 

 

歩道橋の上から見ると、青い印の辺りにプッタモントンのエントランスがあることになります

ここに向かって進んでいけばOKです

 

 

バス停からエントランスまでは徒歩で5分ほどですが、エントランスから公園の中心部まで辿り着くまでには結構距離があるため10分程は歩くことになります

公園はかなり広大なので、徒歩で全てを回るのは相当キツいのでおすすめはしません

見どころ自体多くない公園なので、主要スポットだけ見たら早々に帰るくらいの気持ちでいるのがいいかと思います

 

プッタモントン 詳細

 

 

■開園時間 5:00~19:00

■入園料 無料

■住所 25 ทางหลวงแผ่นดินหมายเลข. 3310 – ซอย พุทธมณฑลสาย ก Rai Khing, Amphoe Phutthamonthon, Chang Wat Nakhon Pathom 73170
■電話番号 024419012

 

 

さいごに

 

 

世界で最も大きいと言われる巨大な歩く仏像のいる公園「プッタモントン」は見どころは少ないですが、とても印象的な公園でした。

公園内は静寂に包まれ、鳥のさえずりのみが響き渡る不思議な空間。

そして広大な敷地内には美しい自然美が溢れ、神聖な雰囲気さえ醸し出しています。

バンコクの喧騒に疲れてしまったというそこのあなた。

心と体を癒すため、少し遠出してプッタモントンに訪れてみるというのはいかがでしょうか。

 

 

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