バンコクには写真に映えるようなお洒落なスポットがいくつもあり、最近ではそういった場所は現地の若者だけでなく外国人観光客の間でも人気が高まってきています。
以前紹介したストリートアートの聖地チャールムラパークもそのうちの1つで、そこではタイで注目を集め始めている若手アーティスト達によるグラフィティアートを存分に楽しむことができます。
しかしながら、そういった現代カルチャーとは対照的にタイの昔の文化を楽しむというのも選択肢の1つと言えそうです。
今回はバンコク都内にある「バーンバンケーン」という場所に足を運んできました。
’レトロ’を売りにしたこちらの一風変わったスポットに潜入していきましょう。
Baan Bangkhen(バーン・バンケーン)
バンコクの北、チャトチャックからドンムアン空港までの間のバーンケーン区にあるこちらの「バーンバンケーン」はレトロな街並みをコンパクトに再現したお洒落なカフェスポット。
敷地内には壁画、昔の商店を模倣したもの、高床式住居、ビンテージカフェなどがあり 地元民の間ではちょっとした休憩場所として知られております。
このエリアには大学が多く建っているため、授業後の夕方には地元タイ人の学生が多く訪れる人気スポットにもなっております。
また、写真映えする箇所がいくつか設けられており タイの有名人の間でもたびたび話題に上がるほど。
中心地からは少し離れたロケーションにあるので行きやすいという訳ではありませんが、観光客の間ではまだまだ認知度が低めなので穴場的スポットと言える場所でしょう。
※2020年にBTSが延伸すれば駅から徒歩6分ほどでアクセスできるようになります
見どころを紹介
バーンバンケーンへ入場するには入場料がかかります。
と言ってもたったの20THB(約73円)。
入場チケットがカフェの割引券[20バーツ分]ともなりますので実質0円のようなものです。
(入場券 兼 割引券)
入り口で料金を支払い奥へと進みます。
見た感じでは100%タイ人で、外国人は私1人だけのようです。
やはりこの場所はほとんど知られていないようですね…。
それでは次に施設内の見どころを紹介していきます。
コカ・コーラミュージアム
エリア内に入ってすぐ左手にはあの有名なコカ・コーラのグッズがコレクトされた小さなミュージアムがあります。
館内全てがコカ・コーラ関連の品で埋め尽くされています。
中には非常に古いレアなものや限定品など今では決して目にすることのないようなグッズまで。
個人が趣味で集めたものがコレクションされている場所なのではないかと思われます。
コカ・コーラに興味がない人でも「こんなグッズがあったんだ~」と案外楽しめてしまいますので、ぜひ目を通してみると良いでしょう。
ラマ9世コレクション館
先ほどのコカコーラミュージアムの向かいには、故プミポン国王に関する品々が保管された小さな記念館もあります。
こちらにも貴重で珍しい骨董品が数多く展示されていますのでご覧になってみて下さいね。
紙幣・食器・バッジ・写真など館内にあるもの全てがプミポン国王にゆかりのある品。
こちらも恐らく個人により集められた品の数々だと思われます。
希少価値の高いものもあるそうなので、こちらも是非お見逃しなく。
レプリカ
施設の中央エリアには古い建物を再現したレプリカが並びます。
タイの昔の商店や学校などが忠実に再現されており、非常に興味深いゾーンとなっております。
というのも、建物内に飾られている装飾品は実際に昔タイで販売されていた製品がそのままの形で使用されているからです。
今では店頭で見かけることのできない本当にレアなものばかりなのです。
他にも昔の学校の教室を再現した建物や
薬屋さんを模倣して造られたものなど、どれも再現度がかなり高くてビックリします。
もちろん中に入って写真撮影をすることも可能。
ここに来れば、まるで1900年代へタイムスリップしたかのような気分になれます。
写真撮影スポット
この場所が学生に人気の理由は、写真映えする景色が多いということ。
色んな場所が映えるので、あちこちで撮影会が開催されています(笑)。
特に人気なのがこういった壁画。
デザイン性も高く、どれもオリジナリティ溢れる作品ばかりです。
個人的に好きなのが、こちらのバンコクの街並みを描いた大きなウォールアート。
レンガの上から装飾されているのもいい味を出しています。
バーンバンケーンに行く際はカメラ必須ですね。
ビンテージ品で埋め尽くされたお洒落カフェ
個人的に最もテンションが上がったのが、施設内にあるこの大きなカフェ。
倉庫のような店構えの中には、味のあるビンテージ品がたくさん飾られています。
もう全てがお洒落!お洒落すぎます!
タイ人のセンスの良さには感銘を受けさせられる時があります。
さて こちらのカフェのメニューですがドリンクは勿論 食べ物やスイーツなど豊富なラインナップが取り揃っております。
料金もリーズナブルで更には入場券で20バーツ分オフになるのも嬉しいところです。
せっかくなのでゆっくり寛ぐことに。
Iced Caramel Milk:70THB(約254円) / French Fries:65THB(約236円)
課題をする学生や仕事をするビジネスマンなど、色んな方が利用しているようでした。
創造性が刺激されそうなこの空間は、クリエイティブな仕事をする方にとっては絶好の場所なのかもしれませんね。
総合的に見て、このバーンバンケーンは凄く面白いスポットだなと思います。
ちょっと市内からは離れていますが、観光で時間が空いた際などに来てみるのも良さそうです。
行き方
バーンバンケーンへは路線バスを利用してアクセスすることができます
バスを乗る場所はBTS Mochit(モーチット)駅の公園側にあるバス停
ここから 26/34/59/503 のいずれかのバスに乗って直行することができます
今回私が乗ったバスは青色車体の59番、乗車時に「バーンバンケーン」と告げ料金は15THB(約54円)でした
そこからバスはドンムアン方面へ北上し乗車時間はおよそ20分です
バス停はバーンバンケーンのすぐ正面にあるので、降りたらすぐです
不安な方はバス係員に着いたら教えてもらうように伝えておくと安心かもしれませんね
それかグーグルマップで確認しながら乗車しておくと良いかもしれません
入場口は少し奥まったところにあるので、レストランを左手に少し進んでいって下さい
BTSが延伸したら駅からでも歩いて行けるようになりますので開通に期待ですね
詳細情報
■営業時間 毎日 9:00~24:00
■入場料 20バーツ
さいごに
バーンバンケーンは昔ながらの雰囲気が現代風にアレンジされたとてもお洒落な写真スポットでした。
それにしてもタイのこういったスポットというのはどこもハイクオリティなところが多いですね。
レプリカの再現度にしても、カフェの空間づくりにしてもレベルの高さを感じます。
この場所、まだあまり知られてはおりませんが外国人の間でも話題になる可能性を十分秘めているように感じます。
有名になって混む前にぜひ訪れてみて下さい。
↓話題のインスタスポットも要チェック↓