近頃のタイ人はお洒落な人達が増え、一昔前のファッションに無頓着なイメージというのも少しづつ変わってきているように思えます。
特に今の若者はインスタグラムやフェイスブックと言ったSNSから最新の流行をキャッチするのに敏感で、それらの普及により以前よりもファッションに対する意識が高くなってきているのも要因のひとつなのではないかと思います。
さて、そんなお洒落に敏感な現代のタイ人の間で人気を集めてきているのがセカンドハンド。つまり古着のことですね。
今回はそんな古着を扱うマーケットの中でも、センスの良いビンテージ品が集まるマーケットを2つ紹介していこうと思います。
もくじ
Green Vintage(グリーン ビンテージ)
チャトチャックウィークエンドマーケットのある敷地からカンペーンペット2通りを挟んで向かいにあるバンスージャンクションというモールの中で週末限定で開催されているグリーンビンテージは、今ファッショニスタの若者の間で注目されているお洒落な古着を扱うフリーマーケット。
フリーマーケットといえば以前紹介したクロントムセンターやワンラン市場などバンコク各地でも行われておりすが、今回ご紹介するマーケットはアメカジを中心とした完全若者向けの古着市です。
セカンドハンド品ということで値段はどれも安く、普通の市場で大量売りされているような商品とは違い一品ものが多いのが最大の魅力でしょう。
バンコク市内にある古着市の中でも比較的センスの良い服が集まるマーケットなので、古着好きの間では人気の高い場所として知られています。
(バンスージャンクション4階で金土日の3日間限定で開催されている)
どんなマーケットなのか?潜入!
まずバンスージャンクションなのですが、ここはあらゆる骨董品が販売されているちょっとというかだいぶ変わったモールです。
元々このエリアは昔から中古品が多く売られていた場所で、今でもチャトチャックの南側では骨董市が開かれておりその名残を感じ取ることができます。
そのためここ一帯にはどこからやってきたのか見当もつかないほど多くのビンテージ品で溢れかえっています。
そんな異様な雰囲気を楽しみつつこのフリーマーケットへ向かってみるというのも面白いでしょう。
さて、そんなバンスージャンクションの4階では1フロア丸々使ってこのようなフリーマーケットが開催されています。
基本的にどれも古着なのですが、案外状態の良いものも多く それでいて安いので学生に人気だということです。
価格は100バーツ程度~と一品ものにも関わらず格安なのが嬉しいですね。
服のジャンルは全体的に見てアメカジが中心かな?といった感じです。
というか服屋の店員さんが皆お洒落でビックリしました。
裏原とかにいそうな外見の人たちというと分かりやすいでしょうか?バンコクではこういったジャンルの人ってあまり見かけませんのでとても新鮮な感じがします。
売られているものは何も服ばかりではありません。
こういったスニーカーや靴だってご覧のとおり沢山。
他には帽子やカバンも目立ちました。
どれも安い!しかも結構欲しくなるようなお洒落なものが多い。
古着好きであればしっかり楽しめる空間であること間違いなしですね。
アメカジ以外にもシンプル系のシャツやTシャツも売られています。中にはユニクロの商品なんかも。
古着系ファッション以外の方でも安くて良い服がゲットできるかもしれないので寄ってみる価値はあると思います。
そして個人的に興味深かったのはハンドメイド系のグッズがいくつか販売されていたこと。
クオリティも高くそれでいて値段も低価格。
他にはないタイらしいお土産を手に入れることもできるのがこのマーケットのもう一つの魅力とも言えそうです。
その他にはサングラス・サバイバルナイフ・ライター・ネックレスなどセンスの良いビンテージ品も多数あり。
こういった商品は中華圏の旅行者に人気のようで、少数ながら中国人観光客がわざわざこのマーケットに足を運ぶこともあるようです。
とりわけジッポが人気なのだとか。
あと、こんな洒落たハーブティーのお店なんかもあったりと実に目新しいものばかり。
普通のマーケットに飽きた方はぜひこちらのグリーンビンテージに来てみると良いかと思います。
(可愛い瓶ショップもあり)
(部屋に貼るポスターが人気)
The Camp Vintage Flea Market(ザ キャンプ)にも寄ろう!
バンスージャンクションから歩いて3分程の所にはザ・キャンプ・ビンテージ・フリーマーケットがひっそりと開催されています。
ここは2018年にオープンしたばかりの新しいナイトマーケットで、先ほどのグリーンビンテージと同じく古着を中心に販売されているマーケットです。
飲食店やバーもあり、静かで落ち着いた穴場的なスポットとなっています。
ただ オープンから1年も経過しているのですが、どちらかというと閑散としておりちょっと寂しい雰囲気。
もしかしたらほとんどのお店は人の集まるGreen Vintageの方に流れてしまったのかもしれません。
大きな見どころはありませんが、両スポットともすぐ近くなのでセットで行くと良いかと思います。
(ムーディーな雰囲気の中食事でもいかが?)
各スポット詳細
■アクセス:最寄り駅はMRT Kamphaeng Phet(カンペーンペット)駅。グリーンビンテージの開催されているバンスージャンクションショッピングモールへは1番出口から直進→左折で徒歩2分です。ザ・キャンプは1番出口を転回しすぐ裏手、徒歩30秒の場所で開催されています。
■グリーンビンテージ開催時間 金土日 10:30~24:00
■ザ・キャンプ営業時間 火-木 17:00~22:00/金-日 17:00~24:00 ※月曜休み
さいごに
バンコクでお洒落な古着を探すなら、グリーンビンテージにはぜひとも行っておくべきでしょう。
古着だけでなくカバンやインテリアなどあらるゆものが売られているので、古着に興味が無い方でも案外楽しめてしまうような場所です。
それにしてもバンコクではこのように各地で色んなマーケットがひっそりと開催されているから面白いですよね。
数日だけでは決して知り尽くすことができない街、それがバンコクなのかなと思います。