若者を中心に少しづつ注目を集めるようになってきているタイの古着市場。
近頃ではバンコクの街中でとてもお洒落に古着を着こなす学生なども現れ、以前までの古着に対する「安いのがいい」というだけのイメージも大きく変わってきているように感じます。
そんな古着シーンですが、ここ最近徐々に盛り上がりを見せ セカンドハンド品を中心に扱うマーケットも大小かかわらずバンコク都内に数多く出現してきています。
そしてそんな数ある古着市場の中から、今回は長年続くバンコクのとあるスゴ~イ市場をご紹介していこうと思います。
Pattavikorn Market(パタヴィコーン市場)
バンコクの北、ナワミン通りにある「タラート・パタヴィコーン」は古着を中心に中古品を取り扱う巨大古物市場。
何十年も前からあるマーケットで地元民の間では有名、学生から年配まで世代を問わず訪れる人気のスポットだといいます。
注目すべきはそこで売られている商品の値段と数。
安いものでは1着5バーツからという仰天価格で、山のように膨れ上がった売り場を見て衝撃を受けてしまうほどです。
また、ありとあらゆる商品が目まぐるしく並んでおりその光景も圧巻もの。
珍しさゆえにタイ人Youtuberの間でもたくさん紹介されているほどです。
マーケットは驚きの連続
さて、それでは実際にマーケットの中へ潜入していきます。
見たところによると古着だけでなく新品も取り扱われているようですが、圧倒的に古着が大半を占めています。
なんだかトンデモナイところに来てしまった予感…。
観光客らしき人なんて皆無です。
こちらにはフィギュアやおもちゃや時計?まで。
タイの中古屋あるあるですが、基本的に統一感がなくても全然OK[マイペンライ]なスタイルです。
う、う~ん。こちらはもはや何屋であるか定義することが不可能なお店。
しかしこれはこれで面白いですね。
ついつい一緒になって覗き込んでしまいます(笑)。
もう少し奥に行くと青空商店がパラパラ出てきます。
こちらをご覧ください。
靴が10バーツ!10バーツですよ!?信じられません。
こちらは何でしょうか…?
視覚情報が多すぎて頭の処理能力が低下し始めていますが、ひとつ言えることは「色んなものがあまりにも大量に売られている」ということです。
なんか、ス、スゴイ…。しゅごいよぉ…。
ちょっと一旦頭に糖分を送ろうということで食事を取ることにしました。
こちらには大きなフードエリアがあり、食べ物には困りませんので安心してください。
さて、少し休憩したらもっと奥にある怪しいゾーンも見ていこうと思います。
奥はもっとスゴかった!
それでは次に道路を挟んで奥にある市場の方へ。
このエリアが激安古着の密集地で、衣料品が大量に売られています。
あちらこちらで山積みにされた衣料が目立ちますが、これってもはや宝探しのようですね。
ドン〇キホーテの社長さんもびっくりすること間違いナシ。
でもお宝さがし、結構楽しそうですよね。
この日は祝日だったため買い物客が大勢来ていました。
おおっ。ここもなかなか凄いですね!
このように中古の電化製品店も多く、信じられないような価格で販売されていたりします。
なかなかこういった光景というのはバンコクではお目にかかれませんのでレアです。
珍しいもの好きであれば1度は来てみると良いでしょうね。
ここにはスーツケースや家具まで!
段々と方向性が分からなくなってきました。
とりあえず、売れるものは全部売るというスタンスなのだと解釈しておきます。
ココに来れば、新生活だって始められそうな勢いですね。
だって、冷蔵庫・洗濯機・電子レンジ・電気ケトルと網羅しちゃってますもん…。
さてさて、最後はこちらの倉庫へ行ってみることにしましょう。
この付近ではタイのお守り「プラクルアン」も売られています。
それにしても全体像は結構な規模だということが分かりますね~。
内部はご覧のように屋根付きのホール型。
雨が降っても安心設計ですね。
ここでは主に婦人服が多いように感じました。
他にも味のあるヴィンテージ品などもあり、歩き回っているだけでも割と楽しめます。
こういったビンテージグッズはタイ人男性には人気のようで、ちらほらお客さんが集まっているのが見て取れます。
それにしてもこのパタヴィコーン市場は、私が今までに行った古物市場の中では1番インパクトが強かったように感じます。
タイ在住の日本人の間でもあまり知られていないような場所なので、もの好きな方は行ってみて下さいね。
(どう見ても使用不可な扇風機まで)
日本の中古品専門店もアリ
市場の手前側には、日本から送られてきたあらゆる中古品を販売するリサイクルショップもあるのでそちらもチェックしておきましょう。
売られているものはほぼ日本製、状態の良いものも多くありますよ。
こちらのお店で多くを占めるのが、このような幼児向けのおもちゃ。
段ボールの中には色んな種類の玩具がごちゃごちゃに詰まっています。
タイ人のママたちも一生懸命探しています。
こういった形で日本で使われなくなったおもちゃがタイで再び活躍していると思うと嬉しいですよね。
その他にも、食器や帽子やカバンなどとレパートリーはそれほど多くはありませんが様々なものを見つけることができました。
捨てられる運命にあった物たちも、こうやって日本から離れた遠い地で誰かの役に立っているんですね~。
物流の流れというものが学べた気になれました(笑)。
アクセス方法[行き方]
バンコクの中心部からはちょっと離れた場所にあるPattavikorn Marketへは、路線バスを利用してアクセスすることができます
今回私が使ったのがオレンジの車体 73ก となります ※フワイクワン行きの73番もあるので注意
ラマ9世駅のフォーチュンタウン側から乗車し、料金は23THB(約83円)
パタヴィコーン市場まではちょっと長めの1時間30分で到着しました
バスに乗ったら集金係の人に「タラートパタヴィコーン」と伝えればOK
降りる場所はビッグCスカピバン店を過ぎて1つめのバス停です
心配な方は着いたら教えてもらうようにお願いしておくと安心かと思います
詳細情報
■営業時間 毎日 13:00~20:00
■名称 ตลาดปัฐวิกรณ์
さいごに
(犬さん店長)
今回ご紹介したタラートパタヴィコーンは、ローカル度高めの超マイナースポットの類に入ります。
観光客が行くような場所でもなければ知名度も高くない所ではありますが、こういった場所にアメージングな光景が隠れていたりするものです。
古着好き、もしくは非日常的な体験を求めている方は一度訪れてみてはいかがでしょう?
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