焼き物が有名なバンコク郊外にあるクレット島は、近頃バンコクリピーターに人気の観光地の1つになりつつあります。
まだまだ知名度は低いですが、島特有の のんびりした雰囲気と島内で売られているカラフルなお菓子などが旅行者を楽しませています。
クレット島は主に週末にマーケットが開催されているため、平日は閑散としています。
しかしながら、平日の静かな島本来の姿を楽しむというのも選択の1つ。
今回は、平日のクレット島の様子やその魅力について紹介していこうと思います。
Ko Kret(クレット島)とは
バンコクのお隣、ノンタブリー県にあるクレット島は川の中央に浮かぶ中州の島。
古くから焼き物の島として知られ、島内には多くの工房があります。
最近 口コミで少しづつ観光客が訪れるようになった、古き良きタイのノスタルジックな空気を楽しむことができるローカルスポットです。
島は1周約7キロメートルとさほど大きくはないですが、歩いて回るのは大変なため自転車を利用してゆっくり散策するのがオススメです。
(島の渡し船を渡ってすぐの所でレンタルバイクの貸し出しもされています)
島で売られているもの
ここでは様々なお土産が販売されています。
値段がとても安く、そして可愛いものが沢山あります。
あなたのお気に入りの品が見つかること間違いないでしょう。
素焼き
焼き物が有名なクレット島では、素焼きの商品をかなり安く購入することができます。
こちらの可愛らしい置き物は3つで50THB(約171円)と信じられない程安く販売されています。
1つ購入しても20THB(約68円)です。
他にも大小さまざまな素焼きが売られています。
お土産として持って帰るには多少不便かもしれませんが、置き物などの小さなものであれば良いですね。
お菓子
クレット島は伝統的なお菓子も色んな種類のものが売られています。
カラフルで目をひくようなお菓子が沢山あります。
20THB(約68円)~50THB(約171円)とこちらもお手頃価格。
名前も知らないお菓子たちですが、試しに購入して食べてみるのも面白いでしょう。
私はこちらのバラの形をしたお菓子を購入してみました。50THB(約171円)です。
甘さは控えめで、ココナッツの風味に粘度の低いお餅のような食感です。
タイの友人にプレゼントしたのですが、若いタイ人はほとんど食べないそうです。笑
アロマグッズ
バンコク市内のお土産屋さんでも購入できるこれらのアロマディフューザーですが、クレット島では安く買うことができます。
1個たったの25THB(約85円)、5個まとめて買うと100THB(約343円)です。
他にもバスソルトや匂い袋なども売られています。1つ10THB(約34円)ですよ?安すぎて仰天しました。
僕は友達にプレゼントするために、こちらの容器がちょっと洒落たアロマを買いました。
こちらは1つ89THB(約305円)です。
陶器の笛
こちらは僕が気に入って買った陶器製の笛です。
水を入れて吹くと、本物の鳥のさえずりのように音が鳴るものです。
たったの20THB(約68円)です。
平日のクレット島の様子は?
マーケットは土日がメインで平日はほとんど閉まっていると心配していましたが、実際に行ってみると少しながら開店しているお店がいくつかあります。
確かに店全体の8割程度は閉まっています。
このように観光客はほとんどいませんが、オープンしている数店のお店でお土産を買うことができるので個人的には平日に来るのもアリかと思います。
屋台も数店舗出ていますので、食べ物にも困りません。
(花のてんぷら50THB:約171円)
屋台でクレット島の名物、花のてんぷらをいただきました。
サクサクしたてんぷらに、甘辛いたれがかかっていてお菓子みたいな感覚で美味しく食べられます。
マーケットが開催されている土日の賑やかなクレット島はまた違った雰囲気なんでしょうね。
僕は1人で来ていたため、ゆっくりと自分のペースで島内を散策できた平日のクレット島は大満足でした。
行き方
クレット島まで向かうにはタクシー、船、バスと様々な行き方があります。
今回はその中でも、アクセスしやすいSiam(サイアム)周辺からバスを使って向かう方法を案内します。
まずチットロム駅に向かいます
プラトゥーナム方面へ歩き、ISETANの前にあるバス停から 505番 のバスに乗ってクレット島方面へ向かいます
※このバスはプラチナムショッピングモール前のバス停にも止まりますので、そこからも乗車可能です
(バス停の正面、道路向かい側には大きなBig Cスーパーマーケットがある)
バスがやってきました。番号を確認してから乗車しましょう。
バンコクのバスは基本的に時刻表が無いのですが、20分~30分毎には来ます
バスに乗ったら集金係の人が、運賃を回収に来ます
Koh Kret(コーケッ)またはWat Sanam Nuea(ワットサナムヌア)と伝えれば通じますので23THB(約78円)支払いましょう
バスは冷房が強いので、何か羽織るものを持っていくことをお勧めします
ここからはバスに約1時間半乗りっぱなしですので、水分の取りすぎにはご注意ください
バスに乗って1時間半ほどすると、大きな幹線道路にぶつかり左折し 上の写真のような高速道路の下道に入ります
この道路に入って2つめの停車駅が今回降車する場所です
この場所では多くの乗客が一気に降りますので一緒に降りればOK
最悪降り逃してももう一つ先のバス停はそう遠くないので安心してください
さて、バスを降りたら道なりに歩道を進んでいきます
2.3分歩くと左手にテスコロータスという小さめのモールが現れます
ここを左折です
ちなみにクレット島に行く前にこのモールでトイレ休憩を取っておくと良いと思います
(テスコロータスを左折した道はこんな感じ)
この道を約8分ほど直進してください
するとWat Sanam Nuea(ワットサナムヌア)が道路の突き当りに出ます
クレット島へアクセスできる渡し船の船着き場はこの寺院の裏側にあります
おそらく土日は寺院の中を突き抜けて船着き場に行けるんだと思いますが、平日は閉まっているので寺院の右側から回り込んで向かいましょう
奥に見えるオレンジ色の建物が船着き場です
平日でもこのようにちゃんと運行しています
船が来たら乗り込んでOK
運賃2THB(約7円)はクレット島に着いてから、島の入り口にいる集金係に支払えば大丈夫です
(クレット島はすぐそこ)
乗船して約1分で到着します
船に乗っている外国人観光客は私だけのようでした
到着しました
帰り方
クレット島から帰る際はもう一度渡し船に乗ってワットサナムヌアまで戻ります
運賃は乗船前に島の受付係に2THB支払う流れとなります
船で寺院まで戻ったら、行きと同じ道順でテスコロータスまで向かいます
バンコク市内に帰るには、行きと同じ 505番 のバスに乗れば良いだけです
バス乗り場はテスコロータスの反対車線側、カフェアマゾンの前です
気を付けて反対側の道路に渡りましょう
たくさんの人がこの辺りでバスを待っているので見つけれるはずです
505番 のバスが来たら乗ります
バスの集金係の方には「ビッグCラーチャダムリ」とか「プラトゥーナム」と言えば理解してもらえます
※ちなみに行きも帰りもなんですが、戦勝記念塔(ビクトリーモニュメント)から出ている166番バスを使うと高速道路を利用するバスなので早く移動することができます[但し行きのバスに関しては166Extraというパーククレットとは別方向に行く路線もあるので要注意!乗る際に「Pak Kret(パークケッ)?」と確認しましょう]。料金も同額なのでそちらを使ってみても良いでしょう。本数も505番より多め。(←2019年7月 実際に166番でパーククレットまで行ってきました)
まとめ
クレット島はバンコクのエネルギッシュで賑やかな雰囲気とは違い、ノスタルジックな古き良きタイを味わえる場所です。
お土産も安く買えて、のんびりと観光したい方にお勧めのローカルスポットだと思います。
土日の活気のあるクレット島も平日のゆったりしたクレット島も、違った表情を持つこの魅力あふれる島に是非訪れてみてください。
↓私が撮影したクレット島の動画はコチラ↓