プノンペンの有名観光地、セントラルマーケット付近は数多くのお店が犇めき合う観光の中心部。
そんなエリアにはもちろん美味しいレストランや屋台、将又ローカル向けの名店が隠れていたりもする。
今回見つけたお店は筆者がたまたま見つけたレストランで、観光情報誌はおろかインターネットにも情報の無い完全地元民向けのレストランです。
多くのカンボジア人で賑わう中、恐る恐る1人でお店に入店。
そこで注文した牛煮込みスープが絶品だったので皆さんに紹介していこうと思います。
今回行ったお店について
セントラルマーケットからシソワットキー(トレンサップ川沿い)方面へ徒歩5分、比較的大きい通り沿いにあるこちらのお店が今回お邪魔したレストランです。
名称はクメール語なので全く読めませんが調べてみると「Phsar Tapang Pteah Leik M’Pei (20)」という名称だということが分かりました。
かろうじて数字の20だけが頼りですが、看板も店内も明るいイエロー色なので昼でも夜でもよく目立ちます。
隣はベーカリーショップとなっていてパンも売られています。
今回は夜の19時頃に入店したのですが、席はほぼ満席。
100%カンボジア人で賑わう完全地元民向けのレストランといった感じです。
店の所在地はこちらのGoogle Mapを確認してもらうと分かりやすいかと思います。
営業時間は7:00~21:00と朝早くから営業しているので、朝食を食べに来るのも良いなあと思いました。
この辺りにはバックパッカーも結構あるので、近くに滞在する方は是非訪れてみて下さい。
一番人気の商品をオーダー
メニューはそれほど多くないようですが、こちらのメニューがどうやらお店の推しのようなので注文してみることにしました。
観光客向けの店ではないので英語表記は無し。名前すら分からないので指差し注文です。
でも、写真を見るからにちょっと美味しそうな感じがするので期待有り。
牛スジ煮込みスープ+パン:12000 リエル(約279円)
ご覧の通り、パンとスープのセットで出てきます。量は少なめなので軽食的な感じです。
夕食としてはこれだけでは足りないでしょうが、朝食などには丁度いい量かなと思います。
このようにパンをスープに浸して食べます。
このパンが外がカリカリなのに、中が超絶ふわふわでかなりクオリティが高く驚きました。
さすがベーカリーが経営しているレストランですね。
そして肝心のスープなのですが、これがまた絶妙な味。
タイのヌアトゥンのような感じ?なのですが麺は入っておらずちょっと違って、甘辛スープに柔らかく煮込んだ牛スジが入っていてパンにとても合うシチューのような感じの食べ物です。
辛さはほとんどありませんので辛いのが苦手な人でもOKです。
カンボジア料理っぽさは全くないですが日本人の舌には合うと思いますよ。
この牛肉が脂がのっていて、めちゃくちゃ柔らかくて最高でした。
口の中でほどける程柔らかく煮込まれています。
この美味しさで300円以下ですから嬉しいですよね。
また 今回は食べませんでしたがデザートも人気のようで、かき氷やおしるこなどがあります。
そちらは次回訪問時にチャレンジしてみようかと思います。
さいごに
今回はプノンペンの地元民で賑わう隠れた名店「Phsar Tapang Pteah Leik M’Pei (20)」を紹介しました。
こういう安くて美味しいローカルレストランを発掘するのってとても楽しいですよね。
そして、つくづく旅の楽しみというものは【食】にあるなあと感じます。
現地の人々が食べる同じものを一緒になって食べていると、その国の生活を共有した気分にもなります。
これからもこういった観光客の知らない、地元民で人気のお店をたくさん見つけていきたいなと思います。