2019年初旬 BTSスクンビット線、プナウィティー駅の近くに最新の商業施設がオープンしました。
名前は「101 The Third Place」。
タイにおける新たな都市構想の第一段でもある注目のショッピングモールです。
101 The Third Place(ワンオーワン・ザ・サード・プレース)
2019年2月にオープンした101 The Third Place(以下101)は、世界的に実証試験が進められているスマートシティ構想に基づいてバンコクのプラカノーン区に建設された次世代都市の1つ。
敷地内にはMQDCによる高層コンドミニアム「WIZDOM」、True Digital ParkをはじめとするITベンチャー企業のオフィス、そしてショッピングモールが入居し まるで1つの街のような機能をもつ一大複合施設となっています。
こちら、あらゆる箇所で環境に配慮した技術が見られ 今までのモールとはちょっと違った近代的な造りとなっているのがポイント。
首都への人口流入が今後も増加し続けると予想されるバンコクにおいて、このようなスマートシティと呼ばれる新しい街のカタチはこれから増えていくと見られています。
スマートシティ構想とは?
都市部に人口が集中する現代社会において発生するであろう問題(電力不足や環境破壊等)を軽減するため、ITやテクノロジーを上手く利用し人々の生活を便利かつ最適化しようとする試み。世界中で実証実験が行われており、まだまだ試験段階であるが今後はより一般的になっていくとみられている。
101の特徴とは?
緑に囲まれた開放的な空間
まず101で最も特徴的なのが、緑が多く取り入れられているということ。
モール全体に木や花などの植物がたくさん植えられており、どうしても無機質になりがちな商業ビルに居心地よい空間をうまく演出させています。
更には芝生の敷かれた広いパブリックパークまで。
ちなみにこのゾーンは犬の連れ込みが許可されており、週末には犬の散歩をしているタイ人の姿も見かけることができます。
公園的な要素も併せ持つ101は、家族やカップルの憩いの場として人気です。
テクノロジーを利用しエコフレンドリーに
こちらのPavegenは、人が歩くとその重みで電力を発電する優れもの。
実際に歩くと発生している電力が正面のスクリーンに可視化されるという最新の技術を駆使した発電機です。
また、101の建物の天井部にはソーラーパネルが設置されており 自然エネルギーから電力を作り出す機能も搭載されています。
こういった環境に配慮した仕組みが活用されているという点がスマートシティの大きなポイントでもあります。
他にも様々な試みが
上記以外にも、ペットボトルや不用品のリサイクル・食品廃棄物の肥料化・オーガニック植物の栽培など目につかない所で色々なエコ活動が成されています。
これまでとは違う新世代のショッピングモールなので、訪れる際はぜひ細かな点まで目を向けてみて下さいね。
モール内を紹介
さて、それではショッピングモール内はどのような感じなのかフロアごとに紹介していこうと思います。
それほど規模は大きくありませんが、有名どころの飲食店やショップが出店しているので要チェックです。
地下1階
地下には大手スーパーマーケットのTopsが入っています。
隅の方にはテーブル席付きの小さいカフェ&ベーカリーもあるので寛ぐことも可。
(店内はこのような感じ)
そして綺麗なフードコートも入っており、安くて美味しいタイ料理の数々を楽しむこともできます。
ここのガパオライスが結構美味しいので気になる方は頼んでみて下さい。
1階
グランドフロアは主に飲食店が集結しています。
ラーメンの一風堂・タイスキのエムケー・イサーン料理が美味しいセープイリー・そして軽食が楽しめるミニフードコートなど。
スタバやトゥルーコーヒーなどもあるのでカフェ休憩するにも最適です。
2階
さて、2階には飲食店とショップが混合するように入っています。
お洒落なインテリアが売られているJYSK・若者向け雑貨店のミニグッドなど。
そして日系のお店ではダイソー・マツキヨ・てんや・かつや・吉野家など飲食が比較的充実しています。
日本人の方には嬉しいお店のラインナップですね。
現に隣接するコンドミニアムは在住者にも人気のようです。
(1階奥のカフェスクエアは若者に人気)
3階
3階はディナー向けのレストラン、銀行やクリニックなどが中心。
ショップはほとんど無いので正直あまり見どころはありません。
しかし、ジンジャーファームキッチン・シャカリキ・ビュッフェなど人気の飲食店が多いため夜になると賑わいます。
またフィットネスジムのヴァージンアクティブも入居しており、それこそ101内で全て生活が完結できてしまうような内容となっています。
24 Hour Street
モールからコンドミニアムへと続く通り「24アワーストリート」はその名の通り24時間開放されており、この通りにもお店が数店入っています。
ケンタッキー・レッドフォックス・セブン・ヤマザキパン・チャトラムー・アフターユー・京ロールなどどれも有名どころばかり。
全部が24時間営業という訳ではありませんが、コンビニと薬局は基本的に終日営業しているのでとても便利です。
いや~、これ程のお店が揃っていたらWizdomに住みたくなっちゃいますね。
因みにYoutubeで物件紹介の動画も挙がっているので気になる方はチェックしてみて下さい☆
101 The Third Place 詳細情報
アクセス:BTS Punnawithi(プンナウィティー)駅からスカイウォークを利用し徒歩5分
■営業時間 毎日 10:00~22:00
■サイト(英語) https://101thethirdplace.com/
さいごに
101 The Thirs Placeはまだまだ進化を続けるバンコクの未来都市。
現在も隣に新たなコンドミニアムを建設しており、このスマートシティの全貌が見られるのは数年後になる予定です。
週末にはオーガニックやエコ商品などを販売する小規模のマーケットやイベントなどが開催されていたりもするので、皆さんも一度足を運んでみて下さい。
プナウィティー~ウドムスック周辺は今後、多くの人が流れ込むであろうエリアなので まだまだこれからのエリアと言えそうですね。
↓3階にあるドイトゥンコーヒーのお店もGOOD↓