ユニバーサルスタジオがあるシンガポールのリゾートアイランド、セントーサ島の魅力は観光客向けの大きなアトラクションだけではありません。
島の西側にあるインビア山にはトレイルウォーキングができるコースが整備されており、島の美しい側面を垣間見ることができます。
観光客にはほとんど知られていないこのコースですが、賑やかなセントーサ島中心部とは対照的に静かで緑にあふれた空間が広がっています。
今回はそのトレイルコースを楽しみながら行く、ビーチや砦などがあるシロソポイントまでの道順を紹介していこうと思います。
今回紹介するルート
まず初めに大まかな道順を確認していこうと思います。
マップをご覧ください。
(マップ右上にある黒丸のエリアがシロソポイント)
今回はHarbour Front(ハーバーフロント)駅からボードウォークでセントーサ島に入場し、徒歩でシロソポイントまで行く流れで案内していきます。
駅からセントーサ島入場までが約20分、セントーサ島入り口からトレイルコースまでが約20分、トレイルコースからシロソポイントまでが約20分の計1時間ほどをみて計画しておくと良いでしょう。
歩くのが早い人であれば50分程度で着くことも可能です。
トレイルコース自体はそれほど長くはなく、15分程度の平坦な道です。
下りはありますが上りはほとんど無く 体力的にはそれほどキツくはないので、気楽に行って大丈夫です。
それでは道順を案内していきます。
道順
Harbour Front駅~ボードウォーク
MRT イエローライン(Circle Line)もしくはパープルライン(North East Line)のHabour Front(ハーバーフロント)駅に到着し、改札を抜けたらE出口を目指します。
E出口はVivo Cityと呼ばれるショッピングセンターに繋がっており、エスカレーターを使ってまずは1階のグラウンドフロアへ向かいましょう。
グラウンドフロアに上がったら、催事が行われている広い空間を通り過ぎてモールの外へ出ます。
モールから出るとそこは海上デッキ。
左奥にはセントーサ島へ繋がるボードウォークがあり、今回はこちらを歩いて島まで向かっていきます。
ボードウォークは本土とセントーサを繋ぐため海上に建てられた橋なのですが、1kmもありません。
しかも歩く歩道が設置されており、多少は歩きますがラクラク進むことができるのでとても便利です。
島へのアクセス方法は他にもケーブルカーや電車などでも可能ですが どちらも有料。
しかし こちらのボードウォークは2019年現在 無料で入島することができるのです。
ただ、残念ながら2021年からはこちらも有料になるようです。
綺麗な海の景色を見ながら約15分程でセントーサ島の入り口に到着です。
入り口付近には日本語のアイランドマップが準備されていますのでもらっておくと良いでしょう。
ボードウォーク~セントーサマーライオン
入島したらまずユニバーサルスタジオ方面へ向かいます。
案内板を見ながら進めば良いのですが、多くの人がそちらの方面に流れていくので迷うことはないでしょう。
さて、多くの人で賑わうユニバ前に到着しました。
しかし今回の目的はここではないので、地球儀モニュメントを左手に通り過ぎ奥へ進みます。
こちらの大きな噴水は「レイク・オブ・ドリームズ」といいます。
この後ろ側にあるマーライオンプラザを抜けていきます。
エスカレータがあるので、上にあがるように道なりに進んでいけばOKです。
上がった先には巨大なマーライオンが待ち構えています。
写真撮影スポットで人気の場所です。
セントーサマーライオン~インビアルックアウト
マーライオンセントーサの右側には小道があり、ここからインビアルックアウト方面へ繋がるエスカレータが敷かれています。
ケンタッキーを右手に少し奥に進んでいきます。
こちらのエスカレーターで上へあがっていきます。
上がり終えると蝋人形の館で有名な「マダムタッソー」があり、そちらを左手に通り過ぎていきます。
道なりに進んでいくと、今は閉鎖してしまった「タイガースカイタワー」が正面に来ます。
こちらも矢印のように進んで抜けていきます。
インビアルックアウトに到着です。
このエリアでは「バタフライパーク」や「メガジップアドベンチャー」などのキッズ向けアトラクションが多数あります。
インビアルックアウト~トレイルコース
さあ、目的地はもうすぐです。
バタフライパークを右手に通り過ぎて少し歩くと、島内を巡回する’セントーサバスA’のバス停に辿り着きます。
ここも通り過ぎればOK。
バス停の奥を進んで行くと、横断歩道があります。
この道路を渡った先にトレイルコースの入り口があります。
自然豊かなインビアマウンテンのトレイルコース
コースの入り口には怖い顔のライオンやヘビの置き物があります。
まるで「近寄るべからず」とでも警告するかのような表情ですが無視して進みましょう。
コースに入るとあら不思議、さっきまで沢山の観光客で騒がしかった場所から一変して 鳥のさえずりが響き渡るジャングルへと変わっていきます。
コース内には私以外人は誰もいません。
驚くのは このコース、観光客向けのアトラクションの1つとしてちゃんと整備されていること。
コース途中には植物や動物に関する内容の案内板があり、ウォーキングをしながらインビア山の自然を楽しむことができるようになっています。
突然現れる巨大な虫の置き物にびっくりさせられます。
このトレイルコースの管理者は間違いなく いたずら好きな大人でしょう。
森林浴で気分をリフレッシュしながら、緑に包まれたトレイルウォーキングを楽しみます。
ひたすら1本の道を進んでいくと、途中で小さな滝のある分岐点に辿り着きます。
ここの分岐には標識があるのでチェックしておいて下さい。
私たちが今回行くのはシロソポイントなので、シロソロード方面に向かうのが正解です。
ここからは下り道となります。
やや大きめの段差がありますのでゆっくりと下っていきましょう。
数分下るとコースが終了し舗装道路に出ます。
この横断歩道を渡って左に進みます。
すぐ目の前にシロソポイントのバス停が現れます。
こちらを過ぎ 右に行くとシロソ砦、左に行くとシロソビーチです。
シロソ砦には見ごたえのある遺跡と歴史博物館があります。
スカイウォークからの眺めもとても綺麗なので是非行ってみて下さい。
↓Fort Siloso(シロソ砦)に関する過去記事はコチラ↓
さいごに
(静かで人の少ないシロソビーチ)
今回はセントーサ島で楽しめるトレイルウォーキングについて紹介しました。
近代的なアトラクション満載のセントーサ島でこのようなアクティビティが楽しめる場所があるなんて驚きです。
この場所はほとんど知られていないので 正にセントーサの隠れスポットと言えるでしょう。
マイナースポット巡りが好きな方におすすめです。