シンガポール

Singapore Botanic Garden(シンガポール植物園)の魅力と正しい回り方

 

 

トモ

今日はシンガポール植物園に行ってきたよ

冷たいイヌ

ふ~ん。で、どうだった?

トモ

いや~凄い広大だったよ。シンガポールはどれも規模がデカいなぁ…

 

市中心部から電車で約20分。

そこには82ヘクタールという、東京ドーム13個分に匹敵する超広大なシンガポール植物園があります。

都心近くにあるにも関わらず、まるで郊外にいるかのような静けさと緑に覆われています。

公園内にはレストランやミュージアム、欄園といった他施設もいくつか併設されており 観光で訪れるにも十分楽しめる場所となっています。

しかし、広大過ぎるがゆえに回り方を間違えると相当苦労することとなってしまいます。

実際に 園内の進み方をチェックせずに行き、途中で迷う方が多いのも事実です。

ですので今回は 植物園の魅力を含め、正しい行き方・進み方・帰り方を紹介していきます。

この記事を見て大変な思いをすることなく 効率よく観光を楽しんでいただければと思います。

 

 

Singapore Botanic Garden(シンガポール植物園)

 

 

シンガポール植物園は158年の歴史を持つ、国内で唯一の熱帯植物園である。

2013年から現在に至るまで、トリップアドバイザーの’アジアで最も魅力的な公園’部門でトップとなっている人気のスポットだ。

観光客は毎年450万人もの人々が訪れ、この壮大で美しい植物園を楽しんでいる。

園内には1万種を超える植物が生息しており、野生動物も見かけることができる。

2015年にはユネスコの世界遺産に登録され、現在では東南アジアの中でも権威のある植物園の1つだ。

また、年間を通して毎日朝の5時から深夜0時までオープンしている国立庭園は世界でもこの場所だけである。

 

 

シンガポール植物園の魅力

 

ここでは 数多くあるボタニックガーデンの魅力を紹介していきたいと思います。

 

熱帯特有の植物の数々

 

 

やはり何といっても、ここの見どころは普段お目にかかれない熱帯の植物です。

植物園に入るや否や、私たちの国ではまず生息していない珍しい植物が目に飛び込んできます。

しかもどれも規格外に大きい!年間を通して暑い日が続くシンガポールのような気候では、植物を衰退させる理由が無いからなのでしょうか?

どれもすくすくと大きく育つんでしょうね。

色んなタイプの植物を見つけながら写真を撮って進むのがオススメです。

 

色とりどりの花

 

 

園内には綺麗な花も見られます。

ピンクやイエローなど色鮮やかな花が咲き誇り来場者を楽しませています。

花の前では多くの人が写真を撮るために集まっています。

 

静かで穏やかな池

 

 

植物園内にはいくつか池があり、その周りでは腰かけて本を読む人や休憩する人の姿が見られます。

白鳥やカモなど 野鳥を見ることもできますので、歩き疲れたら池の周辺でゆっくりと休憩しながら癒されるのも良いでしょう。

 

 

森林浴

 

 

まるでジャングルの中にいるかのような広大な緑に囲まれたこの植物園は絶好のヒーリングスポット。

森の中を進むトレイルコース、途中途中にある休憩スペースなどで気分をリフレッシュしながらのんびり散歩できるのも良いところです。

個人的には、旅行最終日にここに訪れて旅の疲れを癒すのがいいかと思います。

 

野生動物との遭遇

 

 

園内を散策していれば、様々な動物たちに会うこともできます。

リス、コモドドラゴン、ニワトリ、白鳥など…野生に生息している動物が至る所で見られます。

草むらでガサガサ音がすれば、そこにはきっと何かがいるでしょう。

訪れる際はこれらの野生動物も探してみて下さい。

 

整備された歩きやすくて綺麗な道路

 

 

園内はとても綺麗に整備されており、全体を通して快適に歩いて見て回ることができます。

トイレや休憩スペースなども清潔で、利用者が気持ちよく利用できるような配慮も見られます。

ベンチも所々に設置されているので、自分のペースでゆっくりと見て回りましょう。

 

ナショナルオーキッドガーデン(National Orchid Garden)

 

 

植物園敷地内には国立欄園があり、そちらも観光客に人気のスポットとなっています。

ここには勾配種を含め3000以上の種が管理されており、珍しいものも少なくありません。

エリア内は4つのゾーンに分けられており、四季をテーマに違ったランの彩色を楽しむことができるようになっています。

こちらは入場料金が別途必要です。

 

<National Orchid Garden(国立欄園)>

●入場料 大人:5 SGD/12歳以下:無料

●営業時間 8:30~19:00 ※最終入場時間18時

 

ジンジャーガーデン(Ginger Garden)

 

 

欄園のすぐ側には1000種類以上のショウガ科の植物が集められたジンジャーガーデンがあります。

涼しげな滝の周りに生い茂るジンジャーも 種によってそれぞれ違った外見をしており、見ていると面白いです。

所々に説明板も設けられているのでそれぞれの特徴などを学ぶこともできます。

 

 

敷地内には「The Halia Restaurant(ザ ハリアレストラン)」があり、こちらでいただくお茶やランチは格別です。

テラス席でシンガポールの自然を感じながら優雅な時間をお過ごしください。

人気のレストランなので予約必須です。インターネットから予約することも可能です。

The Halia Restaurant at Botanic Garden Singaporeのホームページはこちら

 

 

植物園の行き方・進み方・帰り方

 

植物園へのアクセスは簡単で、地下鉄を使って「Botanic Gardens(ボタニックガーデンズ)」駅へ向かい徒歩3分ととても便利です。

しかし、多くの人はまたこの駅に戻ってくるために植物園をわざわざ1周してしまいます。

相当広いこの植物園を1周するのは体力的にも時間的にもかなり無駄です。

ここでは行きは電車帰りはバスという流れでわざわざ園内を1周することなく片道で植物園全部を楽しめる方法を案内していきます。

 

 

まずは地図から確認していきましょう。

マップ右上にはスタート場所「地下鉄MRTボタニックガーデンズ駅」、左下には終わりの場所「Gleneagles Hospital(グレンイーグルス ホスピタル)前のバス停」があります。

道は問いませんが、横に長いこの植物園を真っすぐ抜けるように進んでいけばOKです。

 

行き方

 

始めにMRTのイエローライン(Circle Line)orブルーライン(Downtown Line)でBotanic Gardens駅へ行き、A出口から駅を出て植物園に入場します。

 

(駅からすぐのBukit Timah Gate)

 

A出口から上の写真のブキッティマゲートまではほんの数秒です。

迷うことは無いはずですので安心してください。

 

進み方

 

 

園に入場してからはルートがいくつかあるのですが、とりあえず好きなように進んでいけば大丈夫です。

ただし、案内表示の「Orchard Road(Tangin gate)」方面に向かって進むということだけは覚えておいてください。

 

帰り方

 

案内表示通りに進み、園を端から端まで突き抜けると最終的にTanglin Gate(タングリンゲート)側に出ます。

 

(Tanglin Gate)

 

タングリンゲートから外に出たらボタニックガーデンを背に向けて矢印の方向に進んでください。

 

 

ゲートを出て進むとすぐに大きな通り「Napier Road」が現れます。

この大通りは渡らずに手前の信号で左方面へ進んでください。

 

 

左側には大きな病院「Gleneagles Hospital(グレンイーグルズホスピタル)」があります。

この病院前に停まるバスに乗ってオーチャードへ向かって帰ります。

 

(病院前バス停)

 

このバス停から 7・75・77・105・106・123・174 のバスに乗ればオーチャード中心部に向かうことができます。

オーチャードへは約5分で到着します。

 

 

バス乗車にはTourist passかEz-link Cardが必要ですので事前に準備をしておきましょう。

 

因みに オーチャードには地下鉄駅はもちろん、ショッピングセンターやレストランなどが沢山あるので、植物園観光の後にここで食事やショッピングを楽しむと良いでしょう。

植物園の所要時間はおおよそ2時間~3時間程度をみておけば大丈夫です。

午前9時前後にボタニックガーデンに到着し11時半頃にオーチャードで昼食をとるというプランが良いかと思います。

 

 

その他アクセス方法

 

Taxi

 

料金は多少かかりますがタクシーを使ってアクセスする方法もあります。

オーチャード周辺から向かったとしても10ドル以内で行くことができます。

 

Big Bus Singapore

 

 

ビッグバスのパスを購入している場合は、こちらを使って楽にアクセスすることができます。

しかもこのバス、植物園の中心部にバス停があるので「オーキッドガーデンだけ行きたい」という方や「ちょこっとだけ見たい」という方にはピッタリです。

他の観光地にもこのバスで行けますのでこちらも検討してみるのも良いでしょう。

 

 

植物園観光の際に知っておくべきこと

 

植物園に行く場合、いくつか気を付けなければいけないことがあります。

ここでは事前に知っておいた方が良いことを2つ記述していきます。

 

とにかく暑いのでなるべく早い時間に

 

シンガポールは赤道直下の国ですので、日中は炎天下になることもよくあります。

そんな中、外で何時間も歩くのは体力的にも相当応えます。

ですから、日が昇る午前中のうちに見て回ることをオススメします。

それでも非常に暑いことには変わりありませんので、事前に対策しておくことが大切です。

涼しい格好で行き、水を持参し、日焼け止めも忘れずに塗っておきましょう。

 

地図を確認しながら進む

 

園内はいくつものルートがあり、正しい道順で進まないと途中で元の場所に周回してきてしまうなんてこともあり得ます。

ですから、進みながら自分たちが今どのあたりにいるのかを把握しておくようにしてください。

園内マップが載ったカタログはゲート付近にありますし、スマホのマップを使っていただいても構いません。

迷ってしまうほど広い植物園だということを頭にいれておきましょう。

 

 

さいごに

 

(ユネスコ世界遺産登録の表記)

 

シンガポール植物園は個人的には旅の締めくくりに1番のスポットだと思います。

テクノロジーで溢れる街中や近代都市を思わせるような建築物が目立つシンガポールですが、実はこれほどまでに美しい自然で溢れた国であるという一面に大きなギャップを感じさせられます。

また、中心地からこんなにも近くに広大なオアシスがあるなんていうのにも驚きです。

熱帯地域特有の空気を肌で感じることができるこの場所は、あなたに多くの発見をもたらしてくれること間違いなしです。

 

 

 

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