皆さんはバーンカピというエリアはご存知ですか?
駅や観光地など特に目立つものが無いため旅行者の中でこの場所を知る人は少ないかと思われますが、この地には1ヶ所にいくつものモールや市場が大集結するエリアがあり タイ人の間では’お買い物スポット’としてよく認知されています。
その規模は非常に大きく、1日中このエリアにいて過ごすこともできるほど。
今回はそんな旅行者にはあまり知られていない、バンコク郊外の巨大ショッピングエリアを詳しくご紹介していこうと思います。
もくじ
バーンカピには何があるの?
まずはバーンカピの中心部の地図からご覧いただきましょう。
地図を見てもらうと分かるように、幹線道路のラップラオ通りを挟んでこのエリアには4つのショッピングモールと2つの市場が存在しています。
4つのモール中で最も大きいのが「ザ・モール・バーンカピ」で、この中には数多くのショップやレストランが入っており週末だけでなく平日でも多くの人が訪れます。
正直このモール単体でもそこそこ楽しめる内容なのですが、凄いのはまだ他に3つのモールが同エリアに存在しているということです。
「飽和状態なのでは?」と思われるかもしれませんが、それだけ多くの人が訪れる場所でもあるので上手く成り立っているワケなのです。
ランカムヘン通りに繋がるY字路のすぐ手前という立地的要因においても好条件と言えます。
さて、それでは次に各モールや市場などについて紹介していきます。
The Mall Bangkapi(ザ・モール・バーンカピ)
1994年にオープンしたこちらの施設はこのバーンカピ区の中で最も大きなショッピングモール。
あのサイアムパラゴンやエンポリウムなどを展開するTHE MALLグループが運営しています。
オープンからはや25年は経過していますが、内装は近代的でとてもお洒落。
テナントとして入っているお店もタイで人気の高い最新のブランドばかりです。
館内は緑を意識した装飾に西洋風の白を基調とした美しいデザインがあしらわれています。
ショップ通りは吹き抜けになっており開放感のある広々とした空間となっています。
とりわけ面白いのが、モール内部に作られたジャングルを彷彿とさせるようなこちらの休憩エリア。
本物のオウムが飼育されており、もはやショッピングセンターの域を超えたようなアイデアです。
そしてこのような人工池まであり、コイも生息しています。
水の流れる音を聞きながら隣接するカフェでコーヒーを飲みながらゆっくり寛ぐこともでき、訪れた人にとって居心地の良い雰囲気づくりが成されています。
それでは各階にはどのようなお店が出店しているのでしょうか?そちらも見ていきましょう。
G階
グランドフロアは化粧品、そしてスーパーや食料品のお店が中心に出店しています。
パンやおかず ケーキやお菓子など、デパ地下のような雰囲気でとても混雑していました。
どれも美味しそうなものばかり…。食べ歩きしてみるのもアリですね。
1階
1階には有名スポーツブランドが集まるスポーツモールやダイソー、マツモトキヨシなど小売店がいくつか入っています。生活用品が中心のフロアです。
2階
2階には有名ファッションブランドがいくつか入っています。
ユニクロやH&M、あとはタイの有名ブランドがチラホラ。
同フロアには飲食店も数店ありタイスキのMKなどもありました。
3階
3階にはレストランが多数、そしてMBKの電気街のようなスマホ屋やガジェッストアなども目立ちます。
所々にドリンク屋やデザート屋もあるので、買い物に疲れたらそちらで休憩してみてはいかが?
4階
最上階の4階には見どころが沢山あります。
その中でもBNK48のスタジオ&カフェとファンタジアラグーン(屋外プール)は地元の人々の間でも人気のスポットとなっています。
他にも映画館やゲームセンター、カラオケや飲食店街などもあり子供から大人まで楽しめるアミューズメントがいっぱい。
大学も近いためか多くの若者で賑わっておりました。
雨が降った日はザ・モール・バーンカピで1日過ごせてしまうくらいの充実度です。
(お店の数はハンパない)
お隣のタワンナー市場も見逃せない
ザ・モール・バーンカピのすぐ隣には屋内市場の「タワンナー市場」があり、こちらでは安くてお値打ちな服飾品を手に入れることができます。
こちらは完全屋根付きマーケットなので雨の日でもOK!
夜遅くまで営業していますのでモールで存分に楽しんだ後に寄ってみると良いでしょう。
因みに食べ物屋台も充実しておりオススメですよ。
↓コチラで詳しく紹介済み↓
N-Mark Plaza(エヌマークプラザ)とHappy Land Center(ハッピーランドセンター)
ザ・モールと道路を挟んで反対側にあるモール「エヌマークプラザ」と「ハッピーランドセンター」は少し古めの 時代を感じさせるショッピングセンター。
こちらの利用者層は主に40代以上といった感じですが、ローカル感満載の雰囲気が好きな方はぜひ寄ってみるべきだと思います。
売られている物は中年向けの衣類や雑貨が中心ですが、激安セールなどが行われていたりして散策するだけでも何だかんだ楽しめてしまいます。
ちょっと寂れた地方都市のモール感を醸し出していますが、それはそれで面白いのがタイの良さでもあります。
安い衣料をゲットできるかもしれませんので試しに行ってみてはどうでしょうか?
裏のフードセンターは地元民行きつけの場所
ハッピーランドセンターのすぐ裏にはこのような「HAPPYLAND FOODS CENTER」という隠れスポットがあります。
こちらでは安くて美味しいローカルタイ料理の数々を楽しむことができます。
内部はフードコートのような造りとなっており、椅子やテーブルも多く設置されています。
食べ物はどれもバンコクの街中と比較すると格安設定。
地元のタイ人に混じって現地の味を楽しんでみるのも良いでしょう。
テスコロータス バーンカピ店
まだまだ有りますバーンカピ。
お次はこちらのテスコロータス・バーンカピ店。
商品数が豊富で安いと評判のタイで定番のスーパーマーケットですね。
こちらはスーパーだけでなく、しっかり有名どころのお店も入っているというのが高ポイント。
あのMr.DIYやハーブショップで有名なタムラップタイ、最近勢いを増してきているMoshiMoshiなどお土産探しにはなかなか使えそうな場所です。
荷物が多くなることが予想されるので最後に訪れるのがベターでしょう。
テスコ前の市場も覗いてみよう
テスコロータスのすぐ目の前には小さめの市場があるのですが、こちらでも激安古着や生活用品が販売されています。
かなりマイナーなスポットですが、タイらしさを感じられる雰囲気なので買い物のついでに足を運んでみるのも面白いでしょう。
また 同様にこの付近一帯には昔からある屋台が通路沿いにもズラリと並んでいます。
タイの下町風情溢れるこのエリアを自由気ままに散策してみるのもバーンカピの楽しみ方の1つです。
バーンカピへの行き方
バス
プラトゥーナムのタラートネオン前から60番のバスに乗って行くことができます
乗車時間はおおよそ45分、料金は15バーツです
この他にもバスは多数あり モーチット駅から145番、サラデーン駅から514番、ビクトリーモニュメント駅から27番でもアクセス可能です
自分の乗りやすいバス停から乗ればOK
センセープボート
(こちらが船着き場)
プラトゥーナム船着き場から19バーツでバーンカピ船着き場(ザ・モール・バーンカピのすぐ裏)までアクセスすることもできます
この方法だと若干時間はかかりますが、バスに比べ初心者の方でも比較的安心して利用できるのでオススメです(船着き場の方がバス降り場より分かりやすいため)
行き帰りともボートで移動するのはちょっと疲れるかもしれませんので、行きはボート 帰りはタクシーでと使い分けて利用するのが良いかと思います
各エリア詳細情報
ザ・モール・バーンカピ
■営業時間 毎日 10:30~22:00
タワンナー市場
■営業時間 毎日 10:30~23:30
エヌマークプラザ
■営業時間 毎日 10:00~21:45
ハッピーランドセンター
■営業時間 毎日 10:00~21:15
※フードセンターは6:00~22:30で営業
テスコロータス バーンカピ店
■営業時間 毎日 8:00~22:00
さいごに
下町の雰囲気を残しつつ、昔ながらの市場から近代的なモールまで欲張りに楽しめるバンカピは バンコクの穴場的スポットなのではないかと思います。
これだけ大きな規模のものを1ヶ所で楽しめるのはバンコク中探しても恐らくここだけでしょう。
そしてもしローカルスポット好きの方がいたら改めて積極的に進めたい場所だなと思います。
まだ一度も行ったことのないというそこのあなた。
”タイの面白さ”が詰まったこのエリアにぜひ一度足を運んでみて下さいね。