タイ王国は東南アジアで最も外国人観光客の数が多い観光大国。
2018年度は3800万人もの人々がタイに訪れており、これは世界規模で見ても10番目に多いとされているのです。
また現在もその数は年々増加しており4000万人もすぐ達成するのではないかとも言われています。
そんな観光が盛んなタイの首都バンコクには、ありとあらゆる観光スポットが存在しており訪れる人にとって選択肢が多いというのが魅力です。
もちろん観光と切っても切り離せない「食」のバリエーションが多いというのも人気の要因となっています。
とはいえ「選択肢が多すぎてもどれを選べばいいか正直分からない!」なんて思ってしまうタイ初心者の方もいらっしゃると思います。
今回はそんな初めてタイのバンコクに訪れる方向けに、バンコクに詳しい私がオススメのスポットを厳選してピックアップしてみることにしました。
今回は日本人旅行者の間で最もメジャーとされる3泊4日のプランで組んでみましたのでぜひ参考にしていただければと思います。
バンコク3泊4日モデルプランの概要
まずはじめに大まかなプランをこちらで把握していきましょう。
1日目
午前発の便で日本を出国→夕方にバンコクに到着→ホテルへ向かいチェックイン→荷物の整理をしたら街へ→ラチャダー鉄道市場でナイトマーケットを楽しむ→マッサージで初日の移動の疲れをリセット→ホテルへ
2日目
早朝から水上マーケットへ→午後からプラトゥーナム周辺でランチ&買い物→サイアムスクエアで夕方頃に美味しいスイーツを満喫→川沿いにあるアジアティーク・ザ・リバーフロントへ→スカイバーでお酒を嗜む→ホテルへ
3日目
午前中はチャトチャックマーケット(土日限定)でお土産探し→定番の寺院を観光→お洒落なカフェで休憩→チャイナタウンでグルメを満喫→パッポンナイトマーケットでお酒と音楽を楽しむ→ホテルへ
4日目
ホテルをチェックアウトし空港へ→帰国
ポイントはなるべく移動が少なくなるように観光スポットはなるべく近いエリアで固めたという点です。
あっちもこっちも移動しているとかなり疲れますし、何よりも面倒臭いのでこの点は割と重要だと思っています。
バンコクでは近年 高架鉄道や地下鉄が発達してきており比較的スムーズに移動できるようになってきていますが、まだまだ公共交通機関が行き届いていないエリアもありますのでその際はタクシーを使って移動するのがGOOD。
ただし安くて便利な反面、夕方の時間帯には酷い渋滞に巻き込まれることがあるので時間帯をよく考えて利用するようにしましょう。
滞在エリアでオススメの場所は
バンコクにはそれはそれは沢山のホテルがあります。
ありすぎる為、初めてバンコクに訪れる人だと どのエリアに宿泊すれば良いのか見当もつかないということも少なくありません。
でも私がオススメするのであれば確実に「Asok(アソーク)駅」ですね。
この駅の近くに滞在していればめちゃくちゃ便利です。
何故かというと、高架鉄道のBTSと地下鉄のMRTの両方の駅があるのでどこへ行くにもかなり楽だからです。
しかもターミナル21という超大型ショッピングモールも駅前にあり、歓楽街もすぐ近いというまさに神的ロケーション。
下手に辺鄙な場所に泊ると移動が物凄く面倒なので気を付けて下さい(安くても)。
モデルプラン詳細
1日目
9:00 午前中に日本を出国
航空券ですが可能であれば午前中発のチケットを購入すると良いでしょう。
エアアジアやスクートなどの格安LCCでも午前発の便があります。
それらの便に乗ればそこから搭乗時間はおおよそ6時間半、夕方前に現地に到着することができ夜の観光を楽しむことが可能となります。
16:00 ホテルに到着
ホテルは先述したようにアソーク駅の近くがオススメ。
夕方にホテルでチェックインを済ませたら少し休憩してから街へ出てみましょう。
18:00 ラチャダー鉄道市場へ
今外国人観光客に一番人気のナイトマーケットと言えばココ「タラートロットファイラチャダー」です。
色んな種類の屋台や露店が出店しており盛り上がりも凄まじく、東南アジアの活気を肌で感じることができる市場です。
食を楽しむのも、買い物を楽しむのも、お酒を楽しむのも良し。
初日からタイの熱気を存分に感じることができる持ってこいの場所であると言えます。
インスタ映えで有名な場所でもあるので、すぐ隣のショッピングモールの駐車場から見る景色も一緒に楽しんじゃいましょう!
(立体駐車場からの眺め)
21:00 フットマッサージで移動の疲れを癒す
もし今回アソーク駅周辺に滞在するのであれば安くて人気の「トニータイマッサージ」に行ってマッサージを受けてみましょう。
こちらはフットマッサージ1時間100バーツ(約347円)とバンコクでもかなり激安なマッサージ店。
技術も並み以上で地元民だけでなく旅行者にも人気のお店です。
長時間飛行機に乗った疲れをこちらで癒し、明日からの市内観光を見据えてしっかりとリフレッシュしておきましょう!
22:30 ホテルへ
バンコクの夜は長いです。
しかし初日からスタートダッシュはしないように。
1日目はしっかり身体を休めて次の日の観光に備えるのが吉です。
2日目
6:30 早起きして水上マーケットへ
タイに行くのであればぜひ水上マーケットは訪れておきたい場所です。
観光客に一番有名なのはダムヌンサドゥアック水上マーケット。
初心者が個人で行くのはちょっと大変なのでここではツアーを利用するのが楽チン!
ツアーであれば基本的にホテルまでピックアップしに来てくれますので安心です。
13:00 プラトゥーナム周辺でランチ&ショッピング
水上マーケットから市内に戻ったら次はプラトゥーナムへ。
ここには有名なカオマンガイ(蒸し鶏とごはん)の美味しいお店があるのでそちらで庶民の味を楽しんでみましょう。
(1皿たったの40バーツ)
有名なのはピンクのカオマンガイですが、混んでいればもう一つある緑のカオマンガイも美味しいのでそっちもオススメ!
辛いのが苦手な方でも食べられる料理なのでぜひチャレンジしてみよう。
腹ごしらえをしたら次はお買い物。
すぐ近くにある「プラチナムファッションモール」は服やアクセサリーが格安で手に入る大型の服専門ショッピングモールです。
まとめ買いすれば値切り交渉することも可能です。
16:00 サイアムスクエア周辺でスイーツ休憩
プラトゥーナムからすぐ近くにあるサイアムスクエアは若者が集まるバンコクの中心地。
そしてこのエリアは美味しいスイーツのお店が多数集結する穴場でもあります。
とりわけ人気なのが甘くて新鮮なマンゴーを使用した「マンゴータンゴー」というマンゴー専門店。
その他にはバナナを専門とする「クルアイクルアイ」なども筆者のオススメです。
タピオカの人気店も集結していますのでそちらもお見逃しのないように。
18:00 アジアティーク・ザ・リバーフロントへ
アジアティークは元々倉庫だった場所をお洒落に改装した大規模なアミューズメントパーク。
基本的に夜になってから盛り上がる場所なので暗くなってから訪れるのがベストです。
アクセスはBTS Saphan Taksin(サパンタクシン)駅から無料のシャトルボートを使って行くのが雰囲気があってオススメです。
お土産も沢山売られているので、お土産探しをするにも最適。
レストランも多数ありますので食事にも困りません。
21:00 スカイバーでバンコクを見渡す
アジアティークから近くてアクセスしやすい有名なスカイバーといえば「シロッコ」。
超高層ビルの屋上に位置する地上247mのバーでバンコクの夜景を楽しみながらお酒を嗜んでみましょう。
ただし、こちらのバーにはドレスコードがあるので事前に確認しておきましょう。
また、ここ以外にも市内にはいくつか同じようなルーフトップバーがあるので 何軒か候補に入れておくと良いかもしれません。
23:00 ホテルへ
2日目は朝も早くやや予定ぎっしりの内容でした。
疲れていると思うのであまり夜更かしはせずに早めにホテルに帰りましょう。
3日目
10:00 チャトチャックマーケットでお土産探し
訪れる曜日が土日であれば、チャトチャックマーケットへ行ってみましょう。
東南アジア最大のウィークエンドマーケットはお店の数も桁違い。
ここで見つからない物は無いと例えられるくらい何でも揃っています。
また、外国人観光客の定番観光地でもあるのでお土産もいっぱい!
安くてお洒落なものも多数あるので、家族や友達にあげるお土産探しに最適です。
13:00 寺院観光
(ワットアルン)
バンコクにある3大寺院(ワットポー・ワットアルン・ワットプラケオ)は初めてバンコクに訪れるのであればぜひ見ておきたいところ。
3か所とも比較的固まっているので、余裕があれば3寺院巡ってみても良いですね。
中でも寝大仏のいるワットポーは圧巻。
3つの寺院の中でも見逃してほしくないと思う寺院です。
16:00 映えなブルーホエールカフェで休憩
ワットポーから歩いて数分の場所にあるカフェ「ブルーホエールマハラート」はSNSで有名なバタフライピーラテを提供するお洒落なお店。
青く染まった美しいグラデーションのラテは観光客の間で爆発的に広まり、今も多くの人々がそのラテを目当てに訪れます。
店内の装飾も可愛くてついつい写真に収めたくなってしまうほどです。
寺院観光での疲れを涼しい店内で美味しいラテを飲みながら休めましょう。
18:00 チャイナタウンでグルメを楽しむ
3大寺院と同方面にあるチャイナタウン(ヤワラート)はバンコクのグルメマニアが舌を唸らすほど美味しい食が集まる場所です。
特に夜が最も盛り上がる時間帯。
あらゆる場所で屋台やお店が開き、多くの人がチャイナタウンに流れ込んできます。
ここで食べておきたいのはやはり中華料理。
選択肢はかなり多いのでご自身で良さそうなところを探してみて下さいね。
20:00 パッポンナイトマーケットへ
さて、まだまだ夜はこれからです。
パッポンナイトマーケットといえば昔からあるバンコクの定番夜市場。
この辺りにはホテルが多く、パブやGOGOバーなどもたくさんあるため毎晩外国人観光客で盛り上がる歓楽街となっています。
大音量で流れる音楽とともにビールでも飲みながら、喧騒に包まれるバンコクの街を堪能してみるのも面白いかと思います。
蟹カレー(プーパッポンカリー)で有名な「ソンブーン」の本店もこのエリアにあるので、お腹が空いていればそちらに寄ってみるのもアリかもしれません。
また、マッサージ店も数多いパッポン通り。
ホテルに戻る前に施術を受けていっても良いですね。
0:00 ホテルへ
3日目もいろんな観光スポットへ行きました。
翌日は最終日なのでこの日はちょっと夜更かししてもOKかも。
4日目
ホテルをチェックアウト
航空会社によって出発時間は異なりますが、この日のうちに日本に帰る場合は午前~昼過ぎまでの便が多いように感じます。
最終日はほとんど観光の時間は無いと思っておいた方が良いですね。
帰国
日本時間20時頃に到着。
3泊4日のバンコク旅行終了です。
↓最終日に深夜便で帰る方はこんな所もオススメ↓
バンコクは3泊4日で満喫できる
さて、今回はバンコク旅行3泊4日のモデルプランを紹介してみました。
こうやって見てみると結構色んな観光地に行くことができ、なかなか濃い内容で楽しむことができるということが分かりました。
4連休が取れれば割とタイを満喫できてしまいますね。
今はLCCで安く簡単にバンコクに行けるようになりましたし、海外旅行のハードルも以前よりだいぶ低くなってきています。
次の連休にはぜひバンコク旅行を計画してみて下さい!