バンコク

リバーサイドにオープン!「LHONG 1919」という中華×アートを織り交ぜた新感覚スポット

 

 

トモ

お洒落な

冷たいイヌ

スポットなら紹介しなくていいぞ。俺は「オシャレ」という言葉が大嫌いだからな!ダセーwww

トモ

ひねくれてんな(笑)。ハイソな犬たちも来てたぞ?

冷たいイヌ

ウゼェな…。あんな奴ら’苦労’という言葉すら知らないただの甘ちゃん達だぞ俺から言わせてみれば。

 

 

バンコクのリバーサイドといえば、昨年にはICON SIAM(アイコンサイアム)という大型の高級ショッピングモールが華やかにオープンしたことで大きく話題となりました。

このように近年 川沿いの開発は次々と進められており、新しいコンドミニアムやホテルなども随時お目見えしている現状が続いています。

そんな発展著しい川沿いですが、2017年には一風変わった新しいタイプのスポットが登場したことでも話題となりました。

それが今回ご紹介する「Lhong1919」という商業施設。

若者に人気だというこの場所に今回は足を運んでみることにしました。

 

 

LHONG 1919とは?

 

 

「LHONG1919」はチャオプラヤー川沿いに2017年にオープンした中規模の商業施設で、中国文化とアートを融合させた全く新しいタイプのスポットです。

エリア内には飲食店・雑貨屋・ギャラリーなどがテナントとして入っており、タイ人の間では’静かにゆっくり過ごせる穴場スポットのような場所’として認識されているようです。

ここは元々 1850年代に中国商人の貿易拠点として活用されていた場所で、輸入品等の船着き場としての役割を果たしていました。

しかし時代が過ぎ1900年代に入るとその機能も衰退し 後にレンタルオフィスへと改修、そして1919年に華僑の資産家に渡り現在に至るという訳です。

因みにですが正式名称は「Huo Chuan Lhong(フオチュアンロン)」で、現在のLHONGはここから来ています。

 

 

施設はどんな感じなの?

 

さて、それでは実際に施設の外観から紹介していこうと思います。

まだ2年前にオープンしたばかりということもあって、とても綺麗に整備されています。

 

 

今回は平日の夕方に訪れましたが、ビックリするくらいガラッガラ…。

あまりにも静かなので閉館日かと思ってしまいました(笑)。

 

 

しかしながら建物はレトロな空間が上手に表現されており、雰囲気はなかなかのもの。

外観や内装を含め、昔の中華街の街並みを思わせてくれます。

 

 

写真撮影しに来ている若者も多かったのですが、ここはそんな彼らにピッタリの場所だと思います。

思わずシャッターを切りたくなってしまいたくなるような景色が色んな箇所に散りばめられているため写真を撮るのが楽しくなる、そんな空間です。

訪れる際は一眼レフを持ってきておくと良いかもしれませんね。

 

 

見どころを紹介

 

それでは次にこの施設のもっと細かい部分を見ていくことにしましょう。

 

中華MIXなアート作品の数々

 

LHONG1919で面白いのが【中華×アート】という新しい概念の存在。

とりわけ壁に描かれたウォールアートは必見です。

 

(まるで絵巻の世界に入り込んだかのよう)

 

建物裏手にある細い小道には、中国様式をふんだんに取り入れた壁絵の世界が広がります。

ここは特に人気の撮影スポットのようで、多くのタイ人が撮影会をしておりました。

 

 

他にはこんなトリックアートのような壁画も。

最近ではこのように今までとはひと味違った面白みが加えられた作品が人気ですよね。

 

 

これも正に中華様式といった感じ。

楊貴妃の世界観に近いものがありますね。

 

 

あと、建物の一角にはこのような展示ギャラリーも併設されているのでぜひ見学しておくと良いでしょう。

見学は無料で誰でも自由に見ることができます。

 

中華式の寺院も見ておこう

 

(願掛けのおまじないも人気)

 

エリアの中心部には、チャイナタウンなどでもよく見かける中華式の祭壇が設けられているのでそちらもチェックしておきましょう。

タイでは基本的にどんな土地であってもその地には元々地主神が存在していると信じられています。

ですのでここにもその神様を祀るための祭壇が設けられているのです。

このあたり、日本の神道に近いものがありますよね。

 

(大きな牛のブロンズ像もあり)

 

2階にはギャラリーが

 

 

建物の2階部分には中華様式の建築を再現した部屋がいくつかあり、そちらも自由に見学することができます。

これといって派手さは無いのですが、家具や内装が忠実に再現されているので時間に余裕があるのであればチラっと覗いてみると良いでしょう。

 

(コンクリの壁がタイ中華式だ)

 

ショップやカフェなど

 

 

今はお店の数が減ってしまっておりますが、施設内にはショップやカフェなども入っています。

センスの良いものも取り揃っているのでぜひ寄ってみて下さい。

 

 

普通の市場と違って、こういったクリエイティブな場所では一品モノが売られているのが魅力です。

他では見つからない特別なものも見つかるかもしれません。

 

 

あと、個人的にはこちらのカフェがなかなかオススメ。

お店の雰囲気といい落ち着いた静けさといい総合点は結構高めです。

もちろん店内で過ごすのも良いですが、持ち帰り用にして川沿いで休憩する用というのもアリですよ。

 

(天井の高いオシャレトロな店内)

 

川沿いで休憩

 

 

個人的に一番好きだったのがこちらの川沿いにある休憩エリア。

慌ただしく行き交う船を眺めながら、まったりと流れる時間を楽しんでみるのも良いのではないでしょうか。

 

カフェラテ:100THB(約364円)

 

カフェで買ったドリンクを持ち出して、デッキでひと休み。

夕方に吹く心地よい風が気持ちよくて、何時間でもこうしていられそうな気分になってしまいます。

平日は人も少なく空いているので、訪れるなら月~木の夕方がオススメです。

夜のライトアップも結構きれいなので夜に来てもOKですよ。

 

 

LHONG1919への行き方

 

とても居心地の良いこの場所ですが、ちょっと場所が悪いというのがホンネです。

ここでは行き方のパターンを3つ紹介していきます。

 

パターン1

 

①HuaLamphong(フアランポーン)駅に行く

②歩いてSawasdee(サワディー)船着き場へ向かう

③渡し船[5バーツ]に乗り到着

1番シンプルな行き方だとこちらのパターン1となります。

この方法であれば比較的簡単ですし分かりやすいですね。

問題はこの渡し船、10:00~16:00間は運航していないということです。

ですので上記の時間帯に間違えて行かないようにして下さいね。

※運行時間 5:00~10:00 / 16:00~19:30

 

パターン2

 

①BTS SaphanTaksin(サパーンタクシン)駅へ向かう

②タクシン船着き場からICON SIAM行きの無料シャトルボートに乗車

③ICON SIAMに着いたらそこからLHONG1919行きの無料ボートに乗り換え到着

この方法が一番無難かと思います。無料でアクセスできますので。

ただ、乗り換えやボートの待ち時間を含めると結構待たなければいけないので時間がかかると思っておいてください。

※運行時間 9:30~22:30

 

パターン3

 

①BTS SaphanTaksin(サパーンタクシン)駅へ向かう

②タクシン船着き場からRachawongse(ラーチャウォン)船着き場へ[15バーツ]

③ラチャウォン船着き場から渡し船に乗り換え対岸へ[3.5バーツ]

④向かいのDindaeng(ディンデーン)船着き場に到着

⑤船着き場から徒歩10分ほどで到着

手順が多いですが、この方法だと意外と待ち時間が少ないので悪くないです。

急がば回れではありませんが、場合によってはパターン2よりも早く着ける場合も十分あり得ると思います。

ディンデーン船着き場からLHONGまでの道はやや複雑なのでGoogleMapのナビ機能を利用すると良いですよ(今回私はこの方法で辿り着きました)。

 

無駄足が嫌いな方はタクシーで

 

行くのにわざわざ手間をかけたくないという方は、手っ取り早くタクシーを利用するのがベストです。

安く済ませたい場合は、川を越えたBTS KrungTonBuri(クルントンブリ)駅かMRT Itsaraphap(イサラパップ)駅からタクシーを拾うのがベター。

運転手さんには「ロン(LHONG) ヌンガーオヌンガーオ(1919)」と伝えるか、もし分からなければ写真や地図を見せると良いでしょう。

 

 

詳細情報

 

 

営業時間 平日 10:00~19:00 / 土日 10:00~20:00

入場料 無料

 

 

さいごに

 

 

今回ご紹介したこの場所は、ロケーションが悪いからか観光客にはほとんど認知されていないので 裏を返せば穴場スポットだとも言えるでしょう。

行くなら平日の夕方~夜にかけてがオススメです。

夕暮れ時のチャオプラヤー川の景色はとても趣があって良いですよ。

そして暗くなるにつれて徐々に輝き始めるビル群の眺めも凄く奇麗なので夜景目当てで行くのもOKです。アイコンサイアムとセットで行ってもいいですね。

皆さんもこの隠れ家のような観光地、ぜひ足を運んでみて下さい!

 

 

関連記事