東南アジア最大の河川、メコン川をより身近に感じられるホーチミン観光の定番「メコン川クルーズツアー」はベトナムらしい観光の楽しみ方ができる筆者もオススメのツアー。
小さなボートに乗って狭い水路を通り抜けていく面白い体験はきっと印象的なものとなるでしょう。
メインのクルーズ体験以外にも ココナッツキャンディーの製造過程を見学したり、ベトナム料理を味わったり、サイクリングをすることができたりと内容も充実。
比較的安い値段でしっかりとツアー内容を楽しむことができます。
今回は現地でツアーを申込して参加した私が、その内容を皆さんに全部お見せしていこうと思います。
現地での申込に関して
今回私が申し込みをしたのは、ツアーデスクではなくてホテルから。
料金は420,000 VND(約1973円)でした。
後になって知ったのですが、ツアー申込をするならホテルで手配するよりもやはり直接ツアーデスクで申込をした方が安いです。
調べたら同じメコン川ツアーでも半額の210,000 VND(約986円)程度のものがありました。
ただ、あまりにも安いツアーだと昼食の内容がショボかったり、バスが古かったり、1グループの人数が異様に多かったりするので事前にツアーデスクの担当者に内容を確認しておいたり、他のツアー内容もあるか聞いておくのが良いかと思います。
そうなるとまぁ、相場は320,000 VND(約1503円)くらいと考えておけば良いでしょう。
因みにホーチミンには旅行会社が街中の至る所にあるのですが、どこも料金や内容はほとんど同じくらいですので滞在先から近いツアーデスクで申込をすれば大丈夫だと思います。
(ツアーデスクはベンタイン市場周辺・ブイビエン通り周辺に多数あり)
ツアー申込は前日予約でもたいていは参加可能です。
料金を支払い、ホテルの場所を伝えて申込完了です。
当日はツアーガイドがホテルに迎えに来てくれますので出発時間だけ聞いておくのを忘れないようにいして下さい。
ツアー当日
8時にホテルにお迎えが来るとのことなので、少し早起きして近くの屋台でバインミーを購入。
朝食はしっかり食べてから向かいのが良いですよ!
ベトナムは食べ物が安くて美味しくて最高です。
バインミーはベトナムの名物ですので是非試してみて下さい。
さて、朝食を済ませてホテルで待っているとほぼ時間通りに添乗員のお姉さんが到着。
バスに乗っていざツアー出発です。
ツアーに参加
出発
バスにはすでに参加者がたくさん乗っていました。
ドイツ・アメリカ・イギリスなど世界中の観光客が参加していますが、まさかのアジア人は私1人です。
そしてもちろん1人参加しているのも私1人…。もはや慣れましたが。笑
バスはホーチミン市内を出発するとガイドのお姉さんが英語でベトナムの文化や習慣など様々な話をして楽しませてくれます。
バスの移動時間は結構長く、2時間くらい乗ってようやくメコン川流域の地 ミトに到着します。
広大なメコン川。これが中国・ミャンマー・ラオス・タイ・カンボジア・ベトナムと6つの国を跨ぎながら流れているのですから驚きです。
さて、この船着き場から船に乗って移動します。
ひと言付け加えておくと、この船移動が今回の目玉のクルーズではありません。
メインは後ほど紹介するジャングルクルーズという狭い水路を小さなボートで潜り抜けていく方です。
船に乗ったら約20分くらいで中州となっている島に到着です。
養蜂場・フルーツ試食など見どころたくさん
島に着くとまず、小さな養蜂場に案内されます。
ご覧ください。この大量のミツバチを…。
ガイドのお姉さんフツーに手で持ってるのが凄すぎます。笑
ここでは蜂蜜などを販売しているそうで色々な商品が売られていました。
甘くて美味しいハニーティーを試飲させてもらうことができます。
ハニーパウダーも入っていてとっても健康に良さそう。
しばらく休憩したら次の場所へ向かいます。
移動中、添乗員さんがベトナムで見られる植物やフルーツなどの説明をしてくれます。
確かに歩いていると普段では見られない珍しい種が多くあることに気がつきます。
解説は全て英語なので 英語が苦手な方にはちょっと理解が難しいかもしれませんが、正直分からなくても何とかなるので安心してください。
さて、今度は東南アジアの様々なフルーツが提供されます。
タイもそうですけど ベトナムでは唐辛子がミックスされた塩に付けて食べるのが主流だそうで、私も試しに付けて食べてみました。
私達日本人は基本的にそのまま食べるのが普通なのでちょっと違和感はありますが、以外と美味しい!
珍しいフルーツも食べたりすることができたので面白かったです。
おばさま達による伝統的な生歌?のようなものを聞きながらフルーツ休憩を取り、しばらくしてから次に進んでいきます。
お目当てのジャングルクルーズを体験
今回のメインともなるメコン川クルーズがこちらです。
小さなボートに乗ってジャングルのように生い茂った狭い運河を進むジャングルクルーズ。
何か冒険のようでワクワクしてきます!いざ乗船!
場所によっては行き交う船とすれすれの所もあるくらい狭くてとってもスリリング。
ノンラーというベトナムの麦藁帽を無料で貸してくれますので、ベトナムの雰囲気を存分に味わいながら楽しむことができます。
前後には船を漕いでくれる方がいるので運行はその方たちにおまかせでOKです。
また、小さいパドルで実際に船漕ぎ体験をすることも可能。
ベトナムらしい風景に癒されながら、船で約15分ほど移動していきます。
ココナッツキャンディー製造工場を見学
お次は、ココナッツキャンディーを製造している現場の見学です。
昔ながらの方法で作られる伝統的な飴の製造過程を垣間見ることができます。
こちらはココナッツの実を割く作業をしている様子です。
手慣れたもので感心です。
こちらはキャンディーを鍋で加熱しながら練る様子。
ココナッツの甘い香りが広がっていていい匂い。
なるほど、このようにして作られているのですね。
固まったキャンディーは均等な大きさにカットされ、手作業で包装されていきます。
実際に試食させてもらうこともできたのですが、出来立てが超美味しい!
色んな味付けがあるのも面白いです。
キャンディーはここで購入していくこともできるので、是非お土産にどうぞ。
ちょっと暑かったのでココナッツアイスを購入。
この手作りアイスもとても美味しかったです。
馬車乗り体験、そしてランチタイム
少し移動するとそこには台車を引く数頭の馬が。
この馬車に乗ってランチの会場まで向かうとのことです。
いや~、こんな体験ができるなんて面白いですね!乗り心地は…ちょっと悪めですが楽しかったです。
ランチはベトナム料理が中心の内容となります。
ツアー参加者と一緒にテーブルを囲んでの昼食です。
こちらミトー名物「エレファントフィッシュ」はメコン川ツアーで絶対に食べておきたい料理です。
見た目は凄いインパクトなのですが、これが美味しい!
白身魚なのですが、身はちょっと弾力があって少し香ばしい揚げ具合でGOODです。
ただ、安いツアーだとこの魚が出ないこともあるので注意です。事前に確認しておいて下さい。
食後の自由時間でサイクリング
ランチ会場のエリアは特別何かがある訳ではありませんが、休憩したりのんびりしたりして過ごすことができます。
無料の自転車が置いてあるので、街中を少し散策することも可能です。
というわけで迷わずサイクリングをすることに決めました。
ジャングルの中を自転車で駆け抜ける気持ちよさと言ったら最高です。
ベトナムの自然を最大限に感じながら、食後のエクササイズ。
ツアー参加者は皆複数人で参加していますが、1人でも余裕で楽しめます。
1人旅でも迷わず現地ツアー参加することをオススメします(コスパが良いので)。
ツアー終了、ホーチミンへと戻る
サイクリング後、ハンモックで寛いだり小さいワニ園を見たりして残りの時間を満喫。
2時頃になり休憩時間が終わると、少し大きめのボートで島の船着き場まで戻っていきます。
そこから更に大きい船に乗り換え、バスのあるミトの船着き場へ。
バスに乗ったら2時間ほどかけてホーチミン市内へと戻っていく流れとなります。
ブイビエン周辺で解散となり、ホテルに戻ったのが4時半頃。
1日しっかりと楽しむことができ大満足のツアーでした。
ツアー工程まとめ
10:00 メコン川流域ミトに到着
10:20 中州の島に到着
10:30 養蜂場・フルーツ試食など
11:15 ジャングルクルーズ
11:45 ココナッツキャンディー工場見学
12:15 ランチ
13:00 自由時間(サイクリングなど)
14:00 現地出発
16:30 ホーチミン着
ホーチミンの現地ツアーはどれも安くて楽しめるので本当にコストパフォーマンスが高いと思います。
今回のツアーもたったの2000円程度で1日楽しむことができたので大満足です。
現地ツアーのデメリットとしては完全英語ガイドという点なのですが、集合時間さえ聞き取れれば問題はないかと思います。
正直そんなにガイドさんとコミュニケーションを取る場面もありませんし、何とかなるものですからね。
日本語ガイドの付くツアーは安心感はありますが、安くても満足できる現地ツアーも選択肢として入れておくのも良いでしょう。
さいごに
今回はメコン川クルーズツアーの現地ツアーの内容をお伝えしていきました。
毎度のことながら1人でも十分楽しむことができたので大満足です。
ジャングルクルーズや馬車乗り体験など、ベトナムでしかできないような経験ができたので凄く楽しかったです。
ホーチミンの郊外で自然を感じながらゆったりとした時間や景色を楽しめるメコン川ツアー。
ベトナムの良さを最大限に味わえるこの場所はベトナム観光で外してはいけない観光スポットだと思います。