ビエンチャンと言えばラオスの首都ではありますが、他の国の首都と比べるとまだまだ発展途上の街。
大きめのショッピングモールも市内中心部には数えるほどしかなく、その中でさえ 飲食店がほとんんど入っていません。
外国人観光客にとってモール内にあるレストランやファストフード店はありがたい存在。
特にアジア食に親しみのない西洋人などには、それがあるか無いかでその国に長期滞在するかどうかを決める大きな要因にもなってきます。
このように食事の面で選択肢の少ないビエンチャンは、そういった旅行者にとってはやや不便な街という印象は拭えません(小さな個人経営のレストランは街中に多くありますが…)。
ただ、ビエンチャンセンターという市内中心部にある大きなショッピングモール内にあるフードコートは大いに活用できる場だと言えるでしょう。
ここでは種類豊富なメニューの中から安くて比較的美味しい食事を摂ることができます。
今回はそんな旅行者に嬉しいフードコートについて紹介していこうと思います。
Food republic(フードリパブリック)
2015年に市の中心部にオープンした大型ショッピングモール「ビエンチャンセンター」は、2019年現在ビエンチャンで最も最先端のモール。
百貨店・映画館・アクセサリーショップ・服屋など様々なお店が入っており、ラオス人からは市内で最もお洒落な場所と位置づけられているようです。
そしてそのモールの3階部分に入るのが「Food republic(フードリパブリック)」というフードコート。20近い飲食店が出店する比較的大きめのフードコートです。
モール内には飲食店がほとんど入っていないため、モールで食事をするとなるとほとんどの人がこの場所に来ます。
とはいえ、こちらで提供されている食事は種類も豊富で安くてまあまあ美味しい。
格安旅行で来ている旅行者にとっては重宝する場所となるでしょう。
(ビエンチャンセンターの中央広場)
フードコートはどんな感じか?
フードコート全体を見るとタイとさほど変わらない印象。
ただ、提供されている料理の種類は全く異なります。
見た感じではタイ料理が多く、その次に中華料理・韓国料理などがあります。
やはり隣国から多く訪れる中国人観光客、在住の中国人向けなのか中華料理もよく目立ちます。実際に利用客の中にも多くいるように感じます。
清潔度に関しては全く問題無し。十分綺麗な方だと思います。
値段は1品おおよそ20000LAK(約250円)~と格安なのも嬉しい所。
席数も多いので土日でも混雑している様子はありません。
料理の買い方
こちらはタイのフードコートと全く同じ流れです。順番としては、
①受付でまずプリペイドカードを買う
②料理を選んだら注文
③プリペイドカードを渡して決済
④料理が完成したら受け取る
⑤食事が終わったらプリペイドカードを返却
とシンプル。念のために順番に解説していきます。
①カードをゲットする
こちらが受付です。ここでまずは現金を係員に渡してプリペイドカードをゲットします。支払う金額は1人あたり50000LAK(約620円)程度でOKだと思います。ただ注意しておかなければいけない点が、支払った分から自動的に預り金(デポジット)が引かれるということ。預り金は10000LAK(約125円)。50000LAK支払ったら購入できる金額は40000LAK(約500円)となります。もちろんこの預り金はカードを返却した時にちゃんと返ってきますので安心してください。
②好きなものを注文
ほとんどのお店のメニューには写真が付いています。気になるものがあれば指差し注文すれば大丈夫。どのメニューも基本的に英語表記されているのでありがたいです。
③プリカで支払い
料理を注文したら先ほどゲットしたプリペイドカードを店員さんに渡し支払いを完了させます。レシートを受け取って料理が出来上がるのを待ちます。約5分程度で料理が出ますので、席に座って待っていればOK。完成したら呼び鈴を鳴らしてくれます。
ちなみにレシートの見方はそんなに難しくありません。一番大きく表示されているのが今回注文した料理の金額、一番下の数字が現在の残高です。
④料理を受け取る
呼び鈴が鳴ったらカウンターで料理を受け取り、フードコートの各所に置かれているスプーンフォークを取りに行きます。あとは、食べるだけです(笑)。
⑤カード返却
食事が終わったらもう一度受付に行き、プリペイドカードを返却します。この時、残高+預り金を返却してもらうことができます。忘れないようにしておきましょう。
フードコートの料理を紹介
海鮮カレー炒め
20000LAK(約250円)
エビとイカ、野菜をカレーのペーストで炒めたものを注文。タイのフードコートでもよく食べるやつです。味は普通、でも思ってたよりは美味しいかな。大きめのスープが付いてくるので量は十分です。
キンパ
15000LAK(約185円)
実は韓国人が多いビエンチャン。韓国料理も街中で多く見られます。ここのフードコートにもあったのでキンパを注文。なぜかワサビが付いています…。味はこちらも普通でした。キンパは持ち帰りして宿で食べる用などでも良さそうですね。
ジャージャー麺
25000LAK(約310円)
もうひとつ韓国料理を注文です。こちらも「美味しい!」というわけでも無く普通…。量は思ったよりも多かったのでお腹いっぱいになりました。まあ安い料理なのでそれなりって感じですね。
鶏肉炒飯
20000LAK(約250円)
超シンプルな鶏肉のチャーハンです。こちらは割と美味しかったです。スープも付いてくるので量的にも○。辛いものや香辛料の強いものがNGの方はこういったシンプルなメニューを選ぶと良いですね。
ブルーハワイソーダ
15000LAK(約185円)
ドリンク屋もあったので、こちらの体に悪そうなソーダーを注文。味が濃い!甘い!氷を溶かして薄めながらゆっくり飲むと良いですね。他にも30種類くらい飲み物があったので好きな物を選びましょう。
フードリパブリック詳細
■営業時間 10:00~21:00(20時頃になると閉店し始める店もあり)
さいごに
格安旅行者にとって嬉しいフードコート。
ビエンチャンに旅行に行く際はぜひこちらに寄ってみて下さい。
数年後にはビエンチャンセンター横に、更に大きい最新のショッピングモールが開業予定です。かなり大規模のものができる予定なので、飲食店などもテナントとして多数出店することでしょう。同じく大きなフードコートもできるのか楽しみですね。
近代化の波が徐々に押し寄せるビエンチャン。今後のラオスに注目です。