バンコクのチャイナタウン、ヤワラートから少し離れたところに位置する「クロントムセンター」。
そこでは毎週土曜日の夜に賑わうクロントムナイトマーケットなるものが行われています。
ナイトマーケットというと、人が多くて賑やかで華やかなイメージがありますが こちらはちょっと別の意味で盛り上がっています。
今回は怪しさ100%のこの市場について紹介していこうと思います。
クロントムナイトマーケット
(出所の不明な人形たち)
チャイナタウンの中心部から北西に約1km、賑やかなエリアから少し外れた場所に位置するクロントムセンターは別名【泥棒市場】とも呼ばれている。
この辺りは昔から中古品が多く売られている場所として知られており、中には出所のよく分からない商品もあるのだとか。
真偽は定かではありませんが「盗まれたものも売られている」という噂もあり、ゆえにそのような別称が付けられたのだと言います。
販売されている商品は様々で、カメラ・ぬいぐるみ・電化製品・フィギュア・スマホアクセサリーなど本当に多岐にわたります。
観光客が買うようなものはほとんど無いように思われますが、見学するだけでもかなり面白いので普通の観光に飽きた際は行ってみるのもアリだと思います。
クロントムセンター(開催場所)への行き方
まずはMRT Sam Yot(サムヨット)駅へ向かいます
駅に着いたら①番出口へと進んでください
①番出口を出るとすぐ正面には大通りがあるのですが、信号を渡り直進して行きます
MSMと書かれた大きなビルが目印です
このビルを左手に奥に進んでいけばOKです
ビルを越えてすぐに川にかかる橋がありますがこれも直進
あとはただ道なりに7分程ずっと進んでいくだけです
しばらく歩くと大きな交差点にぶつかります
角には西洋風の建物(銀行)が見えそれも直進して進んでいけばナイトマーケットのあるエリアに着くことができます
到着です
駅からは徒歩で8分程度を見ておくと良いでしょう
怪しいナイトマーケットに潜入
まずメインの通りに入る前から道端にはこのように色々な商品が並べられているのを目にすることができます。
暗いしよく見えないし不気味な雰囲気です。
お店の番をしている人は懐中電灯を持っていて、お客さんが来ると商品を照らして商品の説明をしていました。何か、凄い…(笑)。
日本で言うフリーマーケットのような感覚なのでしょうが、夜に開催されているので何とも怪しく見えてしまいますね。
値段の表示を見る限り、めちゃくちゃ安いという訳でもないようです。
綺麗なものもあれば、使い古した感があるものまで様々です。
この市場でよく目にしたのはキャラクターもののグッズやフィギュアなど。
「なんでこんなものがナイトマーケットで売られているんだろう?」と疑問でしたが、それでも多くの人々が買い物に夢中になっています。
なかなかの年齢の大人たちが必死で商品を吟味しているのはかなり異様な光景でした。
しかも大混雑。
でも中にはちょっとビンテージっぽいお洒落なものもあったりして、古着好きな人とかであれば結構楽しめたりもするかもしれません。
このように古着市としての要素もあるので、他にはない楽しみ方ができるナイトマーケットとも言えるのかもしれません。
とは言ってもやはり奇妙です…。
売られているもののジャンルが広すぎて訳が分かりません。
こちらは1枚40バーツ~の古着ワゴンセール会場。
沢山の人で賑わっていました。
う~ん、チャトチャックでもっと綺麗でお洒落なもの買えるのでは?とも思ってしまいますが…(笑)。
こちらは靴のセール会場。
ナイキやコンバースなどブランドスニーカーが多く販売されていました。
お値段は390バーツ程度と安くなかったので、全部本物かと思われます。
それにしても活気が凄い!大混雑の大盛り上がりです。以外と面白いかも。
想像以上に大きいナイトマーケット
割ともうお腹いっぱいだと思い始めた私ですが この夜市、実は結構な規模だということが分かりました。
何とフリマ市場の奥にもまだまだ電気街がありそちらも大繁盛となっています。
こんな古い型のカメラなんかも売られています。
驚くのはこういった商品にも興味を持っている人が多くいて、ちゃんと購入していくということ。
需要と供給のバランスですね。素晴らしい…。
奥のエリアは結構明るいのですが、ここではまた違った怪しさが満点となっております。
こちらのストローはあれですよね?あの猫型のロボットの…。
クオリティがもはやお笑いレベルです。そして著作権は皆無です。
著作権と言えばこういったDVDなどはもはや問題外。
日本のアニメや映画もたくさんみかけました。
そして所々で堂々と大人のビデオが販売されていたことにも強い衝撃を受けました。
更にはそういう系のおもちゃなども普通に並んでいました。子供もいるというのに(笑)。
(統一感のかけらもないセール会場)
もう色々と完全にカオスですね。
こんなに怪しいナイトマーケットはバンコクでは初めてです。
というよりもバンコクで最も怪しい市場だと言えるでしょう。
専門店街はガジェット中心
更に更に奥に進むと、今度は専門店街に入ります。
このエリアではスマホ関連アクセサリ・電化製品・ガジェット・カー用品など、主に新品の商品が売られています。
こちらも多くの人々で賑わっており、盛り上がりを見せていました。
値段は市内よりもちょっと安い印象で、自分もちょっと欲しくなった商品がいくつかありました。
こちらは時計屋。これだけ多くの時計が並ぶと圧巻ですね。
買う物が無くても見て歩いているだけで結構楽しめます。
ちなみにこのエリアの一角にはフードコートがあるので、ここで食事を摂ることも可能。
規模は小さく種類もそれほど無いですが、軽く食べる程度であればこちらでも問題ないでしょう。
また、マーケットには屋台も多いので そういった場所で買って食べ歩きをするのも良さそうです。
それか、チャイナタウンまで歩いてでも行ける距離なのでセットで行くというのも良いかもしれません。
いや~、それにしてもクロントムナイトマーケットは本当に色んな意味で凄い夜市でした。
バンコクのあらゆるスポットに行ったことのある私でも、なかなかの衝撃を受けたのですが 言い変えればこんなに面白い場所は他には無いともいえます。
東南アジアならではのカオスさ、そして熱気、怪しさを味わうのであればココに訪れる価値は十分あると思います。
行くならば絶対に土曜の夜ですからね!
気になる方はぜひ訪れるか検討してみることをオススメします。
クロントムセンター 詳細
■営業時間 日~金 10:00~18:00/土のみ 10:00~24:00
■場所 地下鉄Sam Yot駅から徒歩8分程
■備考 雨天時中止の可能性・スリや治安に注意
さいごに
土曜夜のクロントムセンターはとんでもない怪しさを醸し出すナイトマーケットでした。
そして泥棒市場というネーミングのとおり、今でもその名残をしっかりと残しています。
タイ人の友達も怪しい市場とレッテルを貼るくらいですから、本当に怪しいんだと思います。
新たな刺激を求めている方や普通はもう結構という方。
想像以上の刺激を受けることができるこの夜市に一度行ってみてはいかがですか?