タイで水上マーケットに行きたいけど時間がない?
そんな方でも大丈夫!
バンコク中心部から比較的近く、気軽に行ける良いスポットがあるので紹介します。
それが「タリンチャン水上マーケット」。
路線バスでも簡単にアクセスできる郊外にあるローカルな市場です。
もくじ
Taling Chan Floating Market(タリンチャン水上マーケット)
こちらの市場がオープンしたのは今から32年前の1987年、当時の区長が地元で作られた製品や食品を販売するための理想的な場所を開発する目的でこの地に置かれたのが始まりでした。
数十年経った現在でも相変わらず地元民、そして観光客に人気のマーケットとして存続し続けており、開催日の土日になると朝早くから多くの人々がこの場所に集まります。
売られているものはお菓子・野菜・果物・植物などの地元民向けのものから、民芸品・ハンドメイド製品などの観光客向けのものまで様々。
マーケット自体見ごたえがありますので、そちらだけでも十分楽しむことができます。
しかし一番の目玉は何と言っても船に乗って運河を巡るボートツアー。
観光地化された有名どころの水上マーケットは概して船の乗船料金が高い傾向にありますが、一方こちらはタイ人向けのためか かなり格安でツアーに参加することができます。
乗船時間も約1時間と充実しており、川沿いに住む人々の昔から変わらないであろう生活を目にすることのできる魅力溢れた内容となっています。
まずは市場を楽しもう
規模は決して大きいわけではありませんが、お店の数はそこそこ出ていますので見ごたえは十分です。
また お土産になりそうなものが売っていたりもしますので眺めながら進んでいくと良いでしょう。
こんなハンドメイドの石鹸やディフューザーなんかも売られています。
価格も安くて割とお洒落。香りも色んな種類があってよりどりみどりです。
他にも可愛らしい置き物や、雑貨、焼きものなどがどれも格安で売られています。
ほとんどが地元民向けの商品ではありますが、そういった中からお土産に良さそうな物を探してみるというのも面白いかと思います。
また、伝統的なタイスイーツや軽食なども沢山売られているので要チェック。
食べ歩きしながらのんびり市場内を散策するのが楽しいのでオススメです。
(椅子とテーブルもたくさんあるので自由に寛ごう)
ボートツアーのチケットを購入!
(次発便は受付右側の時刻表をチェック)
さて、こちらの水上マーケットで外してはいけないのが運河を巡るボートツアー。
市場を奥に進んだ所にある受付でチケットを購入し、ボートツアー参加の予約をしておきましょう。
料金は1人たったの69THB(約248円)。安すぎですね…。
チケットを購入するとこのような半券がもらえます。
こちらに時刻が記載されていますので、この時間の5分前になったら受付の更に奥にある船着き場でスタンバイします。
※ボートツアーは15時頃の便が最終なので注意!
(船着き場付近は絶好の写真スポット)
ボートツアー開始!ゆる~く楽しもう
さて、時間になると船着き場に船がやってきます。
こちらのボートで市場前に流れる小さな運河を周っていきます。
全員乗るとこのような感じ。
タリンチャン水上マーケットはローカルなスポットではありますが、最近では外国人の間で有名になってきているのか欧米人なども目立ちます。
この便ではタイ人が4人だけ、それ以外は全員外国人観光客でした。
やはり気軽に行けるのが魅力なんでしょうね!それでは出発です。
船は川沿いに生活する人々の家が建つ細い運河をチャオプラヤー川方面に進んでいきます。
バンコクでありながらバンコクでないような風景が広がり どこか他の県に来たかのようなのどかな景色が続きます。
中にはこういったタイの伝統的な高床式家屋が見られたりと、興味深いものばかりが目に飛び込んできます。
タイは急速に経済発展している国ではありいますが、少し街の外れに出ると未だこういった建物が多く残っていたりするのが面白いところです。
また ツアー中に野鳥やオオトカゲなども発見することができました。
ツアーを先導してくれるタイ人のおじさんも英語とタイ語を同時に使いながら、所々見どころ等を説明してくれるので嬉しいです。
エサやりはぜひ体験しておこう
船が走り出し20分ほどすると、船は建物の横に一旦停まります。
ここでは川に生息する川魚に餌やり体験をすることができます。
1袋12THB(約43円)
1袋12バーツでパンを購入。
手でちぎりながら川に向かって放り投げていきます。
凄い数のナマズに外国人みんなビックリ(笑)。
時折、エサを求めて暴れまわって水をまき散らす魚もいてなかなかカオスな状況に…。
こんなにも近くで餌を与えることはそうそうできないので是非体験してみて下さいね。面白いですから。
寺院でゆったり休憩タイム
川魚へのエサやりで盛り上がった所で、次に向かうのが「ワット・コー」というお寺のあるところ。
特に目立った何かがあるわけではありませんが、静かでのんびりとした雰囲気の中しばらく一休みです。
緑に囲まれた涼しいお寺の敷地内で何も考えずにボーっと過ごす時ほど心安らぐときはありません。
街中にいると慌ただしく感じるバンコクも、少し離れてみるとこんなに静かで時がゆっくり流れる場所があるんだなと思わされます。
特にすることが無い場所ですが、逆にすることが無いからこそ良いのかもしれません。
静寂に包まれたお寺の中でパワーをもらいつつしばしの充電タイムです。
(犬も沢山いるのでプラスで癒される)
ツアー終了。マーケットへ戻ります
お寺休憩が終わると船に再度乗船し、市場のある方面へ戻りツアーは終了となります。
タリンチャンは観光客に定番のダムヌンサドァック水上マーケットのようにエンターテイメント性は高くはありませんが、のんびりとした雰囲気のなか ほっこりするような時間を過ごすことができたのが良かった点です。
というのも ツアー中に地元の子供たちや川沿いに住む人々が手を振ってくれたり笑いかけてくれたりと、微笑みの国を再確認するような出来事が多々あったからです。
観光客と現地民が上手く関わることのできるタリンチャン水上マーケット、とてもオススメなので皆さんも是非行ってみて下さいね。
タリンチャン水上マーケットへのバスでの行き方
タリンチャン水上マーケットへ行くにはタクシーでももちろんOK
しかし路線バスを使えばとても安くアクセスできるので、時間に余裕のある方はバス利用で行ってみて下さい
バスを乗る場所はビッグCラチャダムリ店の向かい、ISETAN前バス停から
こちらは街の中心地から近く、多くのバスが通過するとても都合の良い場所です
最寄り駅はBTS ChitLom(チットロム)駅で駅からは徒歩で7分ほどで行くことができます
乗るバスは 79番バス で料金は17THB(約61円)
バスに乗ったら集金係の人に「タラートナーム(タリンチャン)」と伝えればOKです
乗車時間はおよそ40分、乗りっぱなしで市場のすぐ正面まで行くことができます
バスはプラトゥーナムから旧市街地を抜けチャオプラヤー川を越えてゆきます
そして高速道路下の幹線道路に入り、その後左折し大通りへ、更に右折し中くらいの大きさの通りに入りそれからまた左折して狭い住宅地のような道に入っていきます
ここでちょっと難しいのがバスを降りる所
バスが明らかに狭い路地に入ったら降りる準備をして下さい
ちなみにバスを降りる場所は進行方向右手にセブンイレブンがあるT字路(上の写真の箇所)
バスに乗りながらスマホの地図を見るか、周りの景色を見るかでよく確認しておくと良いでしょう
心配な方は集金係の人に英語で「フローティングマーケット?」と尋ねてみておくと安心かもしれません(着いたら教えてくれるので)
コチラ、降りる人が多いバス停なのでスルーすることはまず無いと思うので安心してください(最悪次のバス停から歩いて戻ることも可能です)
帰りは?
帰りも行きと同じ79番バスに乗ればバンコクの中心部へ帰ることができます
乗り場はセブンイレブンの前です
タリンチャン水上マーケット詳細情報
■営業日 土日祝限定
■営業時間 8:00~17:00
■備考 ボートツアーは15時頃が最終
さいごに
バンコクから約40分でアクセスできるローカルな水上マーケット「Taling Chan Floating Market」。
タイの人々の温かさ、暮らし、文化を目の当たりにすることのできる非常に面白い市場だということが分かりました。
観光地として人気のメジャーなスポットももちろん楽しいですが、マイナーな観光地にはきっとそういった場所では発見できない何かがあるのかもしれませんね。
皆さんもその’何か’を見つけに、タリンチャンに訪れてみてはいかがでしょうか?
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