バーンラックの西側、チャオプラヤー川近くには2017年にオープンしたちょっぴりお洒落なアートスペースがあります。
それが「Warehouse 30」。
タイ人の若者の間で写真撮影スポットとして人気の場所です。
Warehouse 30(ウェアハウス サーティー)
シーロムから1Kmほど西に位置する「ウェアハウス30」は、第二次世界大戦時に使用されていた倉庫をリノベーションして2017年にオープンしたアートギャラリー。
外観はそのままの形状を残し内部をモダンでお洒落な空間にに改装したこちらの建物には、ギャラリーをはじめカフェやショップや多目的エリアが入ります。
こちらはそれほど大きな規模のエリアではありませんが、写真映えする箇所が多数あるとあってか地元の若者の間で注目されています。
また、すぐ近くには有名ストリートアーティストによるグラフィティも見られ、そちらもマストスポット。
アクセスに若干の難はありますが、雰囲気の良い隠れ家のような場所なので時間があれば寄ってみる価値はあるでしょう。
ウェアハウスの中身はどんな感じ?
(倉庫内では写真撮影をするタイ人がいっぱい)
さて、こちらの倉庫型アートスペースはギャラリーをはじめカフェなどがテナントとして入っています。
どちらかというとちょっとお高めなので、ハイソなタイ人によく利用されているようです。
倉庫内にあるカフェスペースはこのような感じ。
天井が高く解放感があり、シックで統一感のある小綺麗なデザイン。
パソコンを開いて作業する人が多く、利用者もお洒落な感じの人ばかりです。
カフェのお隣にはビンテージ品を扱うショップが。
古着・雑貨・アクセサリー等、様々な商品が並びます。
センスもチョイスも全体的にワンランク上といったところ。
分かりやすく言うと中間~高級の間くらいを狙った感じです。
倉庫内ではこういった絵になる場所で高級カメラを手に撮影する若者が大勢います。
確かに庫内を見渡してみるとレトロ×モダンの組み合わせが良い感じにマッチしており映えます。
細かい箇所を見てみるとこういったオモシロアートが隠れていたりするのも特徴的。
行かれる際は、細部にまで目を運んでみて下さい。
(ハイソな猫)
倉庫南側のソイにも注目
もう一つ、ウェアハウスを訪れる際に忘れてはいけないのが建物南側の小道にあるウォールアートの数々。
こちらでは壁一面に描かれたタイ有名アーティスト達によるインパクトある作品が見られます。
タイではこういったストリートアートが近年世間に認められてきており、その人気も過熱してきております。
中には政権を批判するメッセージを込めたものや、環境保護を訴えるものなどメッセージ性の強い作品もあり 良い意味でも悪い意味でも同時に関心を集めております。
タイ発のサブカルを肌で感じることができるグラフィティアートの数々。
これらも忘れずに要チェックです。
行き方
Warehouse30は電車だけではちょっとアクセスしずらい場所にあるのですが、チャオプラヤーエクスプレスという定期船を使うと簡単に辿り着くことができます
この場合、まずはBTS SaphanTaksin(サパーンタクシン)駅へ向かいます
駅の改札を抜けたら②番出口から階段を降り、そのまま道なりに進んでいって下さい
すると船着き場がありますので、そこでチケットを購入します
※この時、ツーリストボートという料金が高い方のボート券売り場もあるので間違えないように。利用するのは一般のパブリックボートの方です。
チケット売り場では【No.3 Si Phraya(シーパヤー桟橋)】までのチケットを買います
料金は10バーツほどとかなり格安です
チケットを買ったら、あとは指定された船に乗船すればOK
シーパヤー船着き場までは乗船してからほんの5分程度でしょう
船着き場を降りたらウェアハウスは目と鼻の先です
船でのアクセスはちょっとだけ手間がかかるので、時間を節約したいという方はシーロム付近からタクシーに乗っていくのが手っ取り早いです
もし3~4人で行くのであれば、BTSや船の運賃などを考えるとタクシー代を割り勘して向かった方が楽で尚且つ安く済むかもしれませんので検討してみてもOKかと思います(メータータクシー利用の場合)
さいごに
写真好きならぜひ訪れておきたいバンコクの「Warehouse30」。
小さなアートスポットではありますが、数十年前に建設された古い建物×現代風のお洒落な内装の斬新な組み合わせが新たな価値を輩出した面白い場所です。
バンコクにはこういったリノベーション物件が結構あり、どこもそれぞれ異なった特徴や見どころがあるので市内観光で時間が空いた際などに訪れてみると良いでしょう。
また、スマホではなく一眼カメラを持っていくとより味のある風景を収めることができるのでおススメです。