シンガポールのインドタウンとして知られるローチョー地区にある「Mustafa Centre」は、24時間営業の何でも揃う大きなショッピングセンターです。
食料品から生活雑貨までありとあらゆる商品を取り扱うこのショッピングセンターは、しばしばシンガポールのドンキホーテと呼ばれることもあります。
週末にもなると買い物を楽しむ多くのインド人で賑わう大人気の場所です。
ここに来れば何でも買える。そう言っても過言ではない程、ムスタファセンターの品揃えは凄いのです。
今回はその シンガポール版 ’何でも屋さん’ に潜入してきましたので紹介していきたいと思います。
Mustafa Centre(ムスタファセンター)
1995年にオープンしたムスタファセンターは、世界中のあらゆる商品を大集結させたショッピングセンターである。
このムスタファという名前は現オーナーの父であるハジ・モハメッド・ムスタファに由来しているそうだ。
元々は衣料品をメインに取り扱う小売店から始まり、その後電化製品などの販売で事業を拡大、そして今の場所にビルを建設しこのセンターができたという経緯だ。
商品のラインナップはとても広く、食品・衣料品・雑貨・薬・電化製品・貴金属など多岐にわたる。
客層はシンガポール在住インド人が大多数を占めるが、シンガポール人や観光客にも人気で夕方~深夜にかけて店内はたいへん混雑する。
24時間営業なので深夜や早朝などの空いている時間帯に訪問することをオススメする。
入店の前に
店内に入る前に係員によるバッグのチェックがあります。
これは万引き防止の為で、毎回入場するたびにカバンやリュックを彼らに見せる必要があります。
センターの各入り口手前にはこのようなカウンターがあります。
ここで自分のバッグやリュックなどに結束バンドで開けられないように閉じてもらいます。
ですので、あらかじめスマホや財布などはポケットに移動させておく必要があります。
この結束バンドは退店する際に係員にハサミで切ってもらえます。
店内に潜入
ムスタファセンターは道路を挟んで2つの棟からなる大きなビルで成り立っています。
店内は同じような造りをしているので今自分がどこにいるのか全く分からなくなりますので注意が必要です。
友人や家族と行って別々に買い物をしていると確実に迷子になる可能性がありますので、できれば一緒に行動すると良いでしょう。
薬・サプリメントなど
このエリアには様々なサプリメントや薬などが販売されています。
日本のドラッグストアのような感じと言えばイメージしてもらいやすいかと思います。
壁一面に並べられた商品の多さにはきっと驚くでしょう。
日本製の日焼け止めも売られていましたので、うっかり忘れてしまった方はここで調達するのも良いかもしれません。
(シンガポール発タイガーバーム製品も多く取り扱っています)
化粧品など
海外製の化粧品が多く並ぶエリアには、安いものから高いものまで世界中の商品が販売されています。
ヘアケア商品や化粧水など何でも揃っています。
服飾
衣料品が揃う服飾エリアにも凄い種類の服、服、服。
お世辞にもカッコいい服は多くありませんが、在住者には重宝されているのでしょう。
もちろん靴や下着、カバンなどもな~んでもあります。
食品
食品エリアには私たちが見たことないような外国産の商品がいっぱい!
よくもまあこんなにも世界中の食品を1ヶ所に集めてきたなぁと感心してしまいます。
ドンキでもこれほどまでにラインナップは広くないですからね。
これでは1つの調味料に対して種類が多すぎて選べませんってくらい品ぞろえが豊富です。
驚くべからず。生魚や生肉も売られています。
前回来た時には気づきませんでしたが、凄すぎるとしか言いようがありません。
生活用品
日用品も漏れなく豊富に揃っています。
食器用スポンジだけで何種類あるのでしょうか…。
在庫管理が本当に大変そうです。笑
時々日本製品も見かけるので、シンガポール在住の日本人の方にも需要があるのでしょうね。
それか品質の良さが現地人に好評なのかもしれません。
貴金属
週末夜のゴールド売り場はかなり賑わっていました。
ほとんどはインド人かと思われますが、インドの方々ってやっぱりゴールドが好きなんですね。
文化の違いを垣間見れるのもムスタファセンターの面白いところです。
電化製品
テレビ・掃除機・扇風機・空気清浄機・固定電話・スピーカー・ガジェット…思いつくものは何でもあります。
メーカーも様々で、サムスン・LG・パナソニックなど世界中の電化製品も大集合です。
ここまでくると、もはや電気屋いらずです。
衝撃だったのが冷蔵庫の数です。
冷蔵庫が100台以上はあったのではないでしょうか?
私からしてみればもうここはアミューズメントパークの一種です。笑
お土産
私たちのような観光客には嬉しいお土産売り場もあります。
チョコレートやクッキーなど価格は安めで、種類も結構あります。
マーライオンチョコレート7.5 SGD(約614円)
食品以外にもキーホルダーやTシャツなどもあります。
街中で売られているお土産と同じものがここで買えるので、まとめてムスタファセンターで購入していくのが良いかもしれません。
ムスタファセンターへの行き方
ムスタファセンターに行く場合は、MRTパープルライン(North East Line)のFarrer Park駅から向かうのが一番近くて便利です。
Farrer Park駅に着いたら改札を出てシティスクエアモール方面へ向かいます
駅構内を出たらモール内を真っすぐ突き抜けてエスカレーターで1階(グランドフロア)に上がります
モールを抜け地上に上がって外に出たらKitchener RdとVerdun Rdの交差点を右方向に進みます
上の画像から分かるように右奥に水色のビルが見えています
ここがムスタファセンターです
駅改札から歩いて5分程度で到着です
さいごに
さて、皆さんはムスタファセンターに行ってみたくなったでしょうか?
色々ありすぎて見ているだけでも十分おもしろいこのショッピングセンターは、シンガポールの珍スポットかもしれません。
実はここ両替のレートも良いと評判なので、両替のついでにセンター観光を楽しんでみるのも良いでしょう。
ここはシンガポール観光の(面白い)思い出になること間違いなしの場所です。