ラオスの首都、ビエンチャン。「特に何もない」「ビザ取りのための街」「世界一静かな首都」など色々と言われてしまうことも多い街ですが、実際に来てみるとのんびりとした空気と落ち着いた雰囲気に’居心地の良さ’’を感じます。
そんなビエンチャンですが、想像以上に 暑い。
タイよりも北に位置しているので涼しいのだろうと思いこむ人も多いようですが、実際は年間を通して平均気温は30度前後、湿度も高めで直射日光も強いです。
特に4月はタイと同じで1年の中で最も暑く過酷な時期となります。
そんなビエンチャンで徒歩移動はなかなかキツいもの。
少し歩くだけでも汗だくで、日光も強いのでかなり体力を奪われます。
かといって街中に多く待機しているトゥクトゥクを利用しようにも割と高く、1回の移動で(近かったとしても)400円以上はしてしまいます。
また、トゥクトゥクは毎回ドライバーとの交渉性になるのが面倒くさく ぼってくる人もいたりするのであまり積極的に使いたいとは思えません。
ですが、気軽に借りられるレンタル自転車であればそんな心配はご無用。
安くて簡単に借りられますし、自転車で街を駆け抜けてみると結構気持ち良いのでオススメです。
というわけで 今回はビエンチャン市内で自転車が借りられる場所や料金、注意点などを紹介していきたいと思います。
自転車 or バイク?
ビエンチャンでは自転車ともうひとつ、バイクをレンタルをすることも可能です。
ですが、バイクに関しては借りる前によく考えてからの方が良いかと思います。
なぜかと言うと、単純に危ないからです。
バックパッカーなど旅に慣れている方や、バイクの運転に自信のある方は まあ良いでしょうが、そもそも慣れない土地で知らない交通事情のもとバイクを運転すのはなかなかリスキーだと感じます。
自転車と違ってスピードの出るバイク。例え借りたとしても、けがをしたり事故を起こしたりするリスクをしっかり考えたうえでレンタルするようにしましょう。
ちなみにビエンチャンの警察は外国人観光客の無免許運転は基本的に取り締まっていないようです(今のところは)。
借りられる場所
さて、とにもかくにも個人的にはレンタル自転車であれば誰でも乗ることができるのでベストだと思っています。
自転車ですが、チャオアヌウォン公園付近 バックパッカーが多数集結している繁華街エリアで借りることができます。
まずはマップからご覧ください。
この地図が示す「Rue Nokeokoummane」という名前の通りが通称レンタル通り(勝手に名付けた)となります。
この通りにはバックパッカーが自転車レンタルを行っている所や、バイク屋が多くあるのでここで借りるのが良いかと思います。
(レンタル通り)
加えてこのエリアにはホテルやバックパッカーが多く、飲食店もたくさん 外国人観光客が数多く滞在するエリアなので過ごしやすいかと思います。
借りるまでの手順
自転車レンタルの最安値は私の知る限りでは1日8000LAK:キープ(約100円)※2019年。
他のレンタル屋では10000LAK(約125円)/1日という所もあるので、ちょっと見て回ってから決めるのが良いでしょう。
バイクの方は50000LAK(約620円)/1日とやや高め。
自転車は圧倒的に安いので良いですね。
今回はこちらの8000LAK(約100円)の自転車を3日間のレンタルで借りることに。
支払い料金は単純に3倍の24000LAK(約300円)です。
借りる際ですが身分証明書の提出が必ず必要になってくるので要注意です。
基本的にパスポート(まれに免許書でもOK[自国のもの])であれば大丈夫なようです。
ただ ビザ申請目的で渡航してきている方は、パスポートの提出ができませんよね?
その場合は交渉次第で代わりにデポジットの支払い(もちろん返ってきます)で対応してくれる所もありますので相談してみましょう。
キープでのデポジットは都合が悪いので(後で残っても使い道がないから)、バーツでの支払いがOKか聞いてみても良いかと思います。
ちなみにデポジットの平均的な料金は100000LAP(約1250円)です。
(鍵も一緒に付いてきます)
実際に走ってみる
さて、実際に乗ってみた感想としては ややボロめだけど問題なく運転できますし、ブレーキもちゃんと効きます。
ビエンチャンに来て最初の2日間は徒歩で移動していたのですが、自転車が超絶ラク過ぎて快適です。
ホテルからショッピングモールのあるエリアまで徒歩25分くらいかけて汗だくで行っていたところが、たったの5分程で到着。
日中は日が強いので長時間の運転はキツいかもしれませんが、数十分圏内の移動であれば明らかに自転車が便利です。
最初から借りておくべきでした…(笑)。
交通量に関しては、ビエンチャン市内はそれほど多くないので危なくはないですが セントラルバスステーション付近は車の行き来がかなり多いのでその場所だけ注意するようにして下さい。
鍵は毎回必ずかけるように。
できれば柱や輪留めなどと一緒に繋いでおくのがベターです。
さいごに
ビエンチャンは首都ですがとても小さい町なので、それほど大きく移動することは少ないと思います。
ただ、公共交通機関が無いのでちょっとした移動に不便するタイミングが多々発生するでしょう。
「ちょっとショッピングモールまで」「ちょっと近くのマートまで」。
そんな時に自転車があるとたいへん便利です。
安くて簡単に借りられるレンタル自転車、とてもオススメなのでぜひ借りてみて下さいね。