バンコクの最南端、バーンクンティアン区と言えば観光客にはまず知られていないかなりマイナーな地区。
この辺りは何の変哲もない普通の住宅地が広がっており、とりわけ目立つ観光地等もないためスポットライトを浴びることは殆どありません。
また、BTSやMRTが通っておらず交通の便も悪く わざわざこの付近まで足を延ばす人も少ないため在住者の間でもあまり話題に挙がらない場所とも言えます。
今回はそんな僻地ともいえる場所にある 激マイナーなナイトマーケットに足を運んできましたので皆さんに紹介していこうと思います。
もくじ
GREEN DAY Night Market(グリーンデイ ナイトマーケット)
ラマ2世通りで毎晩開催の「タラートナットグリーンデイ」は、完全に地元民向けの中規模ナイトマーケット。
すぐ側にはセントラルモールラマ2があり、こちらのナイトマーケットを含め付近は人で賑わう商業地帯となっています。
グリーンデイは2014年にオープンした新しくもなく古くもない中堅と言った感じのやや微妙な立ち位置の夜市ですが、このエリアにはそれほど大きなナイトマーケットが無いためタイ人の間では何気に人気のスポットとして利用されているようです。
飲食ゾーン・ショッピングゾーン・バーゾーンと大きく3つに分かれており、軽く楽しむ程度であれば十分の内容が用意されています。
とは言ってもそれほど大規模でもないため単体で行くというよりは、モールとセットで訪れると良いサイズ感かと思います。
市場の中身を紹介!
グリーンデイナイトマーケットではご覧のようにエントランスそばでは色んな商品が販売されている青空マーケットが開催されています。
古着・シューズ・バッグ・雑貨・コスメなど、あらゆるジャンルのグッズがローカルプライスで売られておりタイのナイトマーケットらしい雰囲気で利用者を楽しませてくれています。
そしてその奥側にテントが張られた通常のお店がいくつか並んでいます。
販売ゾーン
このゾーンは基本的に他のナイトマーケットでもよくある光景と変わらない印象です。
売られているものは大して珍しいものはありませんが、値段は中心地よりは少し安いといった感じです。
しかし、観光客向けのところとは違ってバリエーションがやや豊富なのは眺めていて面白い点かなと思います。
観葉植物や動物などは普通のナイトマーケットじゃ、そうそうお目にかかれませんからね…。
お土産らしいものはあまり見かけませんでしたが、自分用の服や小物などを買っていくには良いかもしれませんね。
バーゾーン
グリーンデイではお酒を嗜むのも勿論OK。
それほど広くはないですが、2階建てのコンテナハウスが2か所ありますので音楽とともにタイの夜空の下でビールでも満喫してみてはいかがでしょうか?
飲食ゾーン
タイ人も大好きなナイトマーケットのフードゾーン。
空が暗くなるにつれてどんどん人が流れてきて、多くの人が屋台飯目当てに集まってきます。
ここの屋台も種類豊富で楽しみがいアリ!
是非とも現地の味を堪能していってくださいね。
それではそんな屋台メシのほんの一部を紹介していきましょう。
イカやタコの串焼き
1本40THB(約145円)
タイの人たちが大好きな食べ物と言えば串焼き!その中でもイカとタコは大人気です。ここでもそんな人気のイカタコ串を発見したので注文してみました。1本40バーツでその場で生のものを炭火焼きして提供してくれます。焼き終わると食べやすいサイズにカットし、写真のようにプラスチックのお皿に移してくれます。辛~い特製ソースを付けて食べるのがタイ式!お酒と一緒に食べたら間違いなく最高の一品です。
グリーンティー
25THB(約91円)
食べ歩きには甘い飲み物は欠かせません。やっぱりタイと言えばタイティーかグリーンティーですよね(笑)。という訳で注文。安いですがちゃんと茶葉から煮出して作ってくれるので味が全然違います。ローカル市場では飲み物も格安で飲めるのが嬉しいですよね。
おやつワッフル
1つ10THB(約36円)
食後に軽くデザートを。ということでこちらのワッフルを3個お買い上げ。バター風味の記事にザラメがかかったこちらのワッフルは10バーツと激安にも関わらずなかなかのクオリティー。とても美味しいので大好きな商品です。手前からヘーゼルナッツ・プレーン・ブルーベリーの味。他にもチョコやストロベリーなどもあります。
まだまだいっぱい
この他にもあらゆるタイプの食べ物が。
座って食べられるフリースペースが無いのが残念ですが、串系であれば食べ歩きでも良さそうです。
訪れる際はぜひ色んな屋台フードを楽しんでいきましょうね。
隣のピブンウィット4市場も見てみよう
実はグリーンデイナイトマーケットのすぐ横にはもう一つ違う市場が開催されています。
こちらは恐らくグリーンデイができる前からあった市場で、どちらかというと主婦向けな感じの場所です。
分かりやすく言うと「仕事を終えたお母さん達が家に帰る前に買い物をしていく場所」的な市場です。
ですので子供向けの服やお母さん世代くらいの人たちが着そうな服・寝具・化粧品などが中心に売られています。
私たちが買うものはないでしょうが、ブラっとうろついてみるのも面白いですよ。
それとこちらにも一応、生鮮&食べ物市場があるので見てみると良いでしょう。
ナイトマーケットとは違い、持ち帰り用の総菜などが多く見受けられます。
タイ人の暮らしの一部を垣間見ることのできるこちらのピブンウィット市場も同時に覗いてみてはいかがですか?
(熱帯魚まで売られている)
グリーンデイナイトマーケットへの行き方
何とも微妙なロケーションにあるこのナイトマーケット、行く方法はタクシーか路線バスかの2択となります。
タクシーであれば説明は必要ないでしょうが、路線バスでの行き方は2パターンありますので説明していきます。
①プラトゥーナムから76番バス
プラトゥーナムにあるパラディウムモールの反対側、ピンクのカオマンガイの店のすぐ近くから出ている76番に乗ってダイレクトに行くことが可能です。
バスに乗ったら「ビッグCラマソーン」と伝え23バーツ支払います。
乗車時間は道路状況にもよりますが50分~70分ほどかと思います。
バスを降りる場所はラマ2世通り沿いにあるビッグC前です。
ラマ2世通りはかなり大きい通りなので絶対に分かるはずです。
ビッグCは進行方向左手、バス内から看板が見えたら降りる準備をして下さい。
Lak Song駅から147番バス
MRTの終点、ラクソン駅にあるセントラルプラザモール反対側から147番のバスで行くことも可能です。
料金は23バーツ、駅からは約20分程度です。
ただ、この場合1回だけ途中の停留所(終点)で乗り換えがありますので注意が必要です。
といっても他の乗客に付いていけばOK。ただ同じ番号のバスを乗り換えればいいだけです。
最終的に降りる場所はセントラルモールラマ2の次の停留所(上の地図参考)。
モールはかなり目立つ外観の大きな建物なので見逃すことはないかと思います。
詳細情報
■営業時間 毎日17:00~翌1:00
■タイ語表記 ตลาดนัดกรีนเดย์ไนท์
■備考 駐車場有り
さいごに
バンコクの端の地区にあるグリーンデイナイトマーケット。
知名度は低いですが、タイらしいゆる~い雰囲気溢れる和やかなスポットでした。
最近どこも人が多くて気疲れしてしまうバンコクの観光地ですが、こういった郊外の更に端の方に行けば昔とあまり変わらないのんびりとした空気感を味わうことができます。
ありきたりな場所に飽きたあなた、もし時間に余裕があればぜひこういったマイナーの中でも激が付くほどマイナーなスポットに行き タイの日常を思いっきり感じてみるのも良い思い出となることでしょう。