バンコク

時代が変わり繁栄の過ぎ去った残念な「サパーンプットナイトマーケット」

 

 

トモ

タラートサパーンプットって知ってる?

冷たいイヌ

もちろん。あのメモリアルブリッジのとこでやってたやつだろ?

トモ

それがね、オワコン化してたんだよね(笑)結構楽しみにしてたのに…。

冷たいイヌ

タイじゃ良くある話だ。時代は常に流れゆくものさ。

 

 

ここ数年で、タイのナイトマーケット事情も大きく変わってきたなと思うことがしばしばあります。

というのも近年、政府が歩行の妨げになりうる歩道上の屋台や不衛生な出店等の撤去や移転要請を積極的に行っているからです。

こういったことが起こると、外国人の私たちからするとタイ本来の良さが失われてしまっているのではないかとも感じてしまいます。

今回紹介するナイトマーケットもそういった時代の移り変わりによって繁栄に幕を下ろしたマーケットの1つ。

規模も小さくなり、かつての賑わいは跡形もなく消え去ってしまっています。

 

 

Saphan Phut Night Market(サパーンプットナイトマーケット)

 

 

バンコク最大の花市場 タラートパーククロンから徒歩で数分の場所にあるメモリアルブリッジ付近で開催されていたサパーンプットナイトマーケットは、服やアクセサリーなどが安く手に入る若者を中心に大人気の夜市でした。

しかし2~3年前頃に規制が入り市場は完全に撤退。

代わりにチャオプラヤー川にかかるラマ1世橋を越えた小さなエリアに移転し現在まで存続しています。

このナイトマーケット、移転前は外国人観光客も多く訪れるほど評判も良く るるぶなどにも掲載されていたのですが、現在は跡形もありません。

元々開催されていた跡地にはただ暗闇が広がるのみ。

人の通りも少なく、とても寂しげな雰囲気を醸し出しています。

 

 

移転後はどんな感じになっているか?

 

さて、一応存続しているということなので今の状態を知るべく実際に行ってみることに。

こういう衰退情報ってブログを探してもほとんど見つからないのが不思議ですよね。

多くのブロガーは人気があってアクセスの集まる旬のメジャーな所ばかり取り上げて、閲覧数が取れないマイナーなスポットは知らんぷりですからね。悲しいもんです。

 

まぁそんな話は置いといて、移転後のサパーンプットナイトマーケットへの行き方に関して説明しておきましょう。

正直ややアクセスの悪い場所にありますが電車+徒歩で行くことも可能です。

その場合はMRT SanamChai(サナムチャイ)駅から花市場方面へ歩き、ラマ一世橋を徒歩で渡り駅から約20分で到着です。バイタクで行っても良いですね。

 

 

到着しました。一見すると「良い雰囲気のナイトマーケットじゃん!」という印象。

この時「あれ?隠れスポット見つけちゃった?イエ~イ!」なんて調子に乗っていました。

が、しかし。

一歩足を踏み入れてみるとそんな気分も吹っ飛ばされることに…(笑)。

 

 

「ん?なんか…。おかしくね?」

土曜の夜19時頃ですよ?

一番ナイトマーケットが盛り上がるであろう時間帯ですよ?

それなのにお客さん10人くらい…。嘘でしょ…。

 

 

そうなんです。

これがあのかつて若者に大人気だったサパーンプットナイトマーケットの現在の有り様なんです。

ほとんどのお店は恐らく人の集まる別の場所に移動してしまったのだと思います。

正直、こんな僻地に出店するメリットなんて店側からしても無いですからね。

 

 

レストラン&バーエリアも悲惨な状況。

以前紹介したスアンルムナイトバザールと同じような状態ですね。

移転して一気に客足が途絶えてさようならパターンです。う~ん、残念過ぎます。

一応ですが、服屋・香水屋・ガジェット屋・食べ物屋台が数件だけ何とか出ています。

が、手間をかけて来るような場所でも無いかと思います。寂れた市場マニアなら別ですが…。

 

 

サパーンプットナイトマーケット詳細

 

 

■行き方 SanamChai(サナムチャイ)駅から徒歩20分[バイタク利用でおおよそ4分]

■営業時間 毎日 17:00~翌2:00

■サイト(Facebook/タイ語)

https://www.facebook.com/SaphanphutNightmarket/

 

 

さいごに

 

今回はオワコン化した残念なサパーンプットナイトマーケットをご紹介しました。

昔は橋のたもとに数多くの屋台が出ており、夜遅くまで賑わっていたこのナイトマーケットも時代と共に淘汰され過去のものとなってしまいました。

バンコクは2~3年もすると街も大きく変わり、懐かしい風景もあっという間に様変わりしてしまうなんてことも少なくありません。

国の発展を期待する半面、ちょっと寂しくもあります。

そう思うと、今あるスポットも数年後には消えてなくなってしまっているのかもしれません。

気になるスポットがあれば消えて無くなってしまうその前に確実に行っておきたいものです。

 

 

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