ビエンチャンでの滞在も満足したところで、今回はベトナムとタイに挟まれるように位置する南部にある国境の街 サワンナケートへ向かうことに。
サワンナケートには空港があり国際線で向かうこともできるのですが、経験重視の私は夜発朝着の寝台バスを利用してみることにしました。
安全上の理由から日本では決して体験することのできないフルフラットベッドでの深夜バス移動はたいへん貴重なものでした。
今回はバス車内の様子や料金など含めて詳しく紹介していこうと思います。
サワンナケートってどこ?
サワンナケートはラオスの南部にある街で、ベトナムとタイに挟まれた場所に位置する地方都市。
よく国境の街として知られているのは、この街がベトナムとタイの物流を繋いでいる点が理由と言えるでしょう。
また バックパッカーらの通過点としても知られている街で、街中にはホテルやホステル、両替所などが目立ちます。
観光地は多くはなく、ショッピングモール等の大型施設などもありませんが のんびりとした空気が流れる癒しの街として密かに人気の場所でもあります。
ビエンチャンでチケットを買った場所
さて、今回私はビエンチャンで「アトランティックビエンチャンホテル」に滞在していたわけなのですが、たまたま通りかかった際に見つけた看板を見てバスの手配をしました。
その場所が滞在先のホテルからすぐ近くにあった「Memory Hotel(メモリーホテル)」。
街中にはこのホテルように宿泊施設がツアーやバスの手配を代行で行っている所が多いので、適当に良さそうだと思ったところで予約すればOKだと思います(ほとんどどこも値段やサービスは変わらないので)。
ちなみにサワンナケートだけでなく、ルアンパバーンやパクセーなど他の都市 そしてカンボジアやベトナムなど他の国に向かうバスも手配することが可能です。
サワンナケート行きのバスは
①朝発の通常バス
②夜発の通常バス
③夜発の寝台バス
と3種類あったのですが、今回は寝台バスを使って向かうことにしました。
料金は17000LAK(約2230円)と割と安いです。ラオスはLCCが無く国内線の飛行機だと1万円以上はするので節約旅行者はバス移動が良いと思います。
料金はホテルに支払います。
支払い時にピックアップ場所を指定することができますが、私は今回予約したメモリーホテルでのピックアップでお願いすることにしました。
迎えの時間は18時、バス出発は20時30分、現地到着は5:00の予定です。
出来れば前日に予約しておくと安心でしょう。
(Memory Hotelの位置情報)
当日ピックアップ~出発まで
出発当日の夕方、メモリーホテルでお迎え待ちをしていると 何とほぼ時間通りの18:10にピックアップバンがやってきました。
東南アジアでは時間通りに物事が進まないと思っている私ですが、以外ときっちり時間通りに来たのでちょっとびっくりしました。
送迎用バンには既に5人のバックパッカーらしき若者が乗っていました。
どうやら私が最後のピックアップのようです。
ここからビエンチャン市内からだいぶ離れたバスステーションに向かいます
40分くらいかけてようやく到着です。
(ビエンチャンバスターミナル)
結構大きいバスターミナルで、ここから各都市への長距離バスが出発しているようです。
バンの運転手に正式なバスチケットをもらったら、出発まで1時間ほどあるのでしばらくここで休憩となります。
10000LAK(約125円)
バス停には屋台やお店がいくつかあります。
美味しそうなカオチーの店があったので、こちらのバインミーを注文。
ラオスに来てまだパンを食べてなかったので、ここで食べられて良かったです。そして美味しい!
バス乗車~サワンナケートまで
さあ、時間はようやく20時をまわりました。
今回乗るバスはこちら。至って普通レベルの寝台バスです。
外からみるとこんな感じ。ベッドは全部で30台くらいはあります。
枕も毛布も準備されているので何の心配もいりませんね。
20時を過ぎると乗客は乗車できるようになるので、地元民の流れに任せて一緒に乗り込みます。
靴を脱いでから、もらった袋の中に入れていざ乗車。
まず通路が狭い!これ、図体の大きい人だったら確実につっかえます(笑)。
今回の私の席は上段で、知らないラオス人の男の子と同席でした。
同席なのでスペースは結構狭いですが、以外と居心地は悪くないです。
ベッドはもちろん同性同士になるように設定されているのですが、知らない人と一緒は嫌だという場合は2席分購入すれば1人で広々と使うこともできるようです。
枕や毛布は柔軟剤の良い匂いがするので、ちゃんと毎回洗われているのだと思います(良かった)。
バス内はそれほど寒くはないので、その点は特に問題はありませんでした。
あ、コンセントは無いので、スマホは充電できません。モバイルバッテリーは持っておいた方が良さそうです。
出発~サワンナケートまで
バスは定刻通り20時30分にバス停を出発。
それからしばらくしてから消灯し、ガタガタな道を走り続けていきます。
最初は揺れが気になって寝れませんでしたがいつのまにか寝ていました(笑)。
途中トイレ休憩が何度かあるので、その時にトイレは必ず行っておくようにしましょう。
隣のラオス人の男の子は途中の停車場所で降りてしまったので、そこからは1人でベッドを貸し切り状態となりました。
◇
5時15分頃、バスは無事サワンナケートバスターミナルへ到着。
約9時間という長距離バスの旅も寝ていたのであっという間に着いてしまいました。
(サワンナケートバスターミナル)
貴重な体験ができた
今回は寝台バスでビエンチャンからサワンナケートまで行ったワケなんですが、なかなか面白い体験ができて良かったと思います。
正直、知らない人と一緒のベッドで寝るとかまず無いですし そもそもフルフラットのベッドでバス移動とか日本はおろか他の国でもそうそう体験できることではないと思います。
何だか童心に返ったようなワクワクする気持ちと高まる気分を味わうことができました。
こういうのが旅の醍醐味なんですよね。また機会があれば乗ってみたいなと思います。
みなさんもチャレンジしてみてはいかがですか?